クロアチア・ドゥブロヴニク(Dubrovnik)
クロアチアの最南部、アドリア海沿岸に広がる都市「ドゥブロヴニク」。オレンジ屋根が連なる街並みと青い空、コバルトブルーの海とのコントラストはため息が出るほどに美しく、その景観美から「アドリア海の真珠」とも称されている場所です。
「魔女の宅急便」のような世界が
コバルトブルーの海とオレンジ色の屋根が並ぶ街並み、ジブリ映画「魔女の宅急便」の舞台に似てると思いませんか?
スタジオジブリの公式発表では、「魔女の宅急便」の舞台は、スウェーデンのストックホルムとバルト海のゴトランド島ヴィスビーの町とのことですが、ここ「ドゥブロヴニク」もまるで魔女の宅急便の世界のような素敵な街が広がっています。
13世紀以降に貿易都市として栄えたこの街は、歴史的な見どころも満載。1438年に造られたオノフリオの大噴水や16世紀に建造されたスポンザ宮殿、クロアチア最古の薬局が中にあるフランシスコ修道院など、歴史的に貴重な建造物を見ることができます。
1979年に世界遺産に登録されたドゥブロヴニクですが、1991年のユーゴスラビア内戦で街の大半が破壊、一時はユネスコの危機遺産リストにも載せられました。しかし、内戦が終結するとユネスコの支援によって世界中からボランティアが集まり街が修復され、今のような美しい姿を取り戻しました。
ドブロブニクの旧市街を取り囲む城壁は高さ25m、全長2kmに及びます。城壁は遊歩道になっていて、そこからは、オレンジ屋根の街並み、海に目を向けるとエラフィテ諸島の島々も一望できます。
街角には青空市場やカフェ、昼寝をする猫など、ゆっくりとした時が流れるドゥブロヴニク。ジブリ好きでなくとも一度は訪れてみたいステキな街です。