フレーザー島(Fraser Island)
オーストラリア・ブリスベンから北へ約250キロに位置するフレーザー島。長さ約120km、幅は最大約30kmの世界で最も大きな砂の島で、世界自然遺産に登録されています。
砂の上に透明度の高い湖が点在し、熱帯雨林が生い茂る自然環境は、地球上でも他に類を見ない場所です。
砂の上にできた美しい湖群
フレーザー島の大きな特徴といえば、砂の大地に点在する淡水湖。最大のマッケンジー湖をはじめ、砂丘に囲まれたワビー湖、ブーマンジン湖、アロム湖、などの湖が点在し、その数は40を超えます。
クリスタルのように澄んだ水をたたえる「マッケンジー湖(Lake Mackenzie)」。
砂丘に囲まれた「ワビー湖(Lake Wabby)」。
美しい森林の中に佇む「アロム湖(Lake Allom)」。
一部、赤茶色の水をたたえる「ブーマンジン湖(Lake Boomanjin)」。
砂の高速道路「75マイルビーチ」
島の東海岸に100km以上にわたって伸びる75マイルビーチ。波打ち際を豪快に4WDで駆け抜けるフレーザー島観光の目玉の一つです。75マイルビーチ沿いには見どころが点在しています。
見どころの一つ。森から海へと流れる清流「イーライ・クリーク(Eli Creek)」。
砂の芸術作品「カシードラル(Cathedrals)」。赤、茶、黄、オレンジなど、何色もの層からなる砂の塔です。
浜に打ち上げられた難破船「マヘノ号」
野生生物の宝庫
島には多様な野生動物が生息しています。こちらは狼犬「ディンゴ」。見た目はカワイイですが、人を襲うこともあるそうなので不用意に近づくことは厳禁です。
カンガルーの仲間「ポッサム」。
羽を広げると2mにもなる大きなタカ「ホワイトシーイーグル」。
島付近の海には、一年を通してイルカが生息しており、冬季になるとザトウクジラも近くまでやってきます。
©flickr/Blue Dolphin Marine Tours
砂の大地に点在する淡水湖や熱帯雨林、美しい海に豊かな野生生物と、なんとも魅力的な「フレーザー島」。一度は訪れてみたいスポットですね。