ファハド王の噴水(King Fahd’s Fountain)
サウジアラビア西部、紅海に臨む都市・ジェッダ。ここには世界一高く吹き上がる噴水「ファハド王の噴水」があります。
その高さはなんと260メートル!東京タワーの特別展望台くらいの高さまで吹き上がるというケタ違いの噴水なんです。
水を吹き上げる推進力はジェットエンジンで、放出される水の勢いは時速375kmのスピードに達するそうです。260メールもの高さに水を吹き上げるのですから、相当なパワーが必要ですよね。
この噴水の完成は1983年。今では、ジェッダを象徴する観光スポットになっていますが、完成には相当な苦労があったそうです。なぜならこの噴水が吹き上げるのは紅海の水。海水による金属の腐食、砂やゴミのろ過、海洋生物の付着など、色々な対策が必要で、日々のメンテナンスも欠かせないそうです。
photo by flickr/Mashael Al-Mehmadi
夜に美しくライトアップする数百の照明も、数千トンもの吹き上がった海水の雨に耐えるだけの特別な設計を施す必要があるなど、世界一と美しさを実現するためには、大変な苦労が必要なんですね。
photo by flickr/Nasser Alzhrani
世界一の噴水「ファハド王の噴水」。一度はその大迫力な姿を目の当たりにしてみたいものです。