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奈良県の「益田岩船」
奈良県橿原市の岩船山(標高130メートル)頂上近くには、益田岩船(ますだのいわふね)と呼ばれる巨大な石造物が存在します。その大きさは、東西11メートル、南北8メートル、高さ約5メートル。重量は推定800トンにもなる巨大な花崗岩です。
謎を秘めた巨石
この「益田岩船」、文献などの記録が一切残されていないため、いつ、誰が、何のために作ったのかわかっていません。
上部には一辺約1.6メートル、深さ約1.2メートルの穴が空けられ、そして側面には謎めいた紋様が広く刻まれています。
弘法大師による巨大な石碑の台石、天体観測のための台座、未完成の古墳の石室、火葬墳墓など、古くから諸説が飛び交う謎を秘めた巨石なんです。
飛鳥地方では、謎の石造物が多数見つかっていますが、益田岩船はその中でも最たるもの。それが、新興住宅地の橿原ニュータウンのすぐ背後の丘陵地にあるんですから、さすがは奈良県といった感じですね。一度は訪れてみたいスポットです。
名称 | 益田岩船(ますだのいわふね) |
住所 | 奈良県橿原市白橿町8 |
HP | かしはら探訪ナビ |