新潟の名物といえば、何を思い浮かべるでしょうか?新潟には、日本海の海の幸を生かした郷土料理や、地元の素材を使ったご当地B級グルメ、新潟県民にお馴染みのお菓子など、新潟自慢の美味しい名物が盛りだくさん!今回は、新潟県の名物ご当地グルメを16個、ご紹介します。
新潟名物を食べる!伝統の郷土料理
1. へぎそば
photo by 新潟県観光協会
「へぎそば」とは、布海苔(ふのり)という海藻をつなぎに用いた新潟名物のそばで、「へぎ」と呼ばれる器に盛りつけて提供されます。新潟県の魚沼地方が発祥とされており、織物の一大産地であった十日町・小千谷地域では、「布海苔(ふのり)」は、着物作りに欠かせない素材でした。へぎに、1口大に束ねて並べられる、独特な盛りつけ方法から、「手振りそば」とも呼ばれています。海藻をつなぎに使うことによって、ツルツルとした食感とのど越しの良さが特徴です。
取扱店 | 小嶋屋総本店、小千谷そば角屋ほか |
HP | 小嶋屋総本店、小千谷そば角屋 |
2. わっぱ飯
photo by 新潟観光コンベンション協会
「わっぱ飯」とは、わっぱと呼ばれる薄板の丸容器に、ご飯を盛り、魚介類などをのせて蒸した新潟の郷土料理。新潟市・古町にある「田舎家」が考案したメニューで、美食家で知られる北大路魯山人監修のもと、現在の形になったのだとか。米どころ・新潟のコシヒカリ米と新潟名物の南蛮エビや鮭、のどぐろなどの美味しい海の幸が楽しめる人気の新潟グルメです。
取扱店 | わっぱ飯 田舎家 新潟古町本店 |
HP | わっぱ飯 田舎家 新潟古町本店 |
3. 栃尾の油揚げ
photo by 新潟県観光協会
「栃尾の油揚げ」とは、外側はサックリ、内側は柔らかジューシーな長岡市・栃尾の名物ジャンボ油揚げのこと。もともと、栃尾にある秋葉神社の参詣土産として、江戸中期ごろに考案されたもの。当時から、栃尾で行われていた馬市(馬の売買)で、仲介人たちに酒の肴として大変好まれていました。通常の3倍もの大きさの油揚げで、食べごたえたっぷり。栃尾周辺には、15店舗ほどの専門店があり、食べ歩きやお土産に人気です。
取扱店 | 豆撰、毘沙門堂本舗、栃尾豆庵 ほか |
HP | 豆撰、毘沙門堂本舗、栃尾豆庵 |
備考 | 栃尾あぶらげマップ |
4. 村上の鮭料理
新潟県北部に位置する村上市は、江戸時代に村上藩の城下町として栄え、現在も武家屋敷や町屋造りの風情ある街並みを残す人気の観光地。「イヨボヤ(鮭)の町」と称される村上には、独自の鮭文化が根付いており、塩引き鮭を含めて、100種類以上の鮭料理が伝わっています。市内の割烹料理屋や鮭専門店では、村上伝統の調理法を用いた様々な鮭料理が味わえます。
取扱店 | 割烹 新多久、料亭 能登新、千年鮭 井筒屋ほか |
HP | 割烹 新多久、料亭 能登新、千年鮭 井筒屋 |
5. のっぺ
photo by 新潟観光コンベンション協会
「のっぺ」とは、里芋でとろみをつけた野菜たっぷりの煮物のこと。地域や各家庭によって、具材や味付けは異なるものの、一般的には、人参、椎茸、ごぼう、鶏肉などを小さく切り、醤油ベースの出汁で味付けをします。新潟の正月の定番料理で、お祭りや祝い事など、人が集まるときによく作られる、新潟を代表する家庭料理です。
photo by 新潟観光コンベンション協会
取扱店 | 新潟市内の小料理屋や割烹、居酒屋などの飲食店 |
6. 笹寿司
photo by 新潟県観光協会
「笹寿司」は、器に見立てた笹の葉に酢飯を置き、山菜など多彩な具材を盛りつけた妙高地方の郷土料理。上杉謙信の軍が、武田信玄との合戦に向かう際、笹にご飯を持って、携行食としたことが始まりとされています。祝いや祭りの席で振る舞われてきた伝統料理です。
photo by 新潟県観光協会
取扱店 | 妙高山麓直売センターとまと(妙高市)、妙高市内の飲食店ほか |
新潟のソウルフード!新潟名物のご当地グルメ
7. イタリアン
photo by 新潟県観光協会
新潟市で「イタリアン」といえば、焼きそばに特製トマトソースがかかった「スパゲッティ風焼きそば」のこと!新潟市に拠点を置くファストフード店「みかづき」が考案したもので、約60年もの間、新潟市民に愛され続けているソウルフードです。特製のウスターソースを絡めた太麺の焼きそばに、イタリア産トマトをたっぷり使用した秘伝のミートソースをかけて仕上げています。懐かしい味わいがクセになる新潟では知らない人がいないほど有名なB級グルメです。
取扱店 | 新潟県内の「みかづき」直営店舗ほか |
HP | みかづき |
8. タレかつ丼
photo by 新潟県観光協会
新潟で「かつ丼」といえば、卵でとじず、とんかつを醤油ベースの特製タレにくぐらせて、どんぶり飯の上に並べて食べる「タレかつ丼」を言います。新潟市古町にある洋食店「とんかつ太郎」が、昭和初期に考案し、たちまち人気メニューに。醤油、みりん、砂糖などで味付けた甘辛いタレが、揚げたてのとんかつと相性抜群!現在では、新潟を代表するご当地グルメとして親しまれています。
取扱店 | とんかつ太郎、とんかつ政ちゃんほか |
HP | とんかつ太郎、とんかつ政ちゃん |
9. バスセンターのカレー
photo by 新潟観光コンベンション協会
今や全国に、その名を知られる「バスセンター のカレー」。新潟市にある万代シティバスセンター内の立ち食いそば屋「名物 万代そば」で提供されている黄色いカレーで、昔懐かしい味わいが楽しめるご当地グルメです。テレビなどで紹介され、レトルトカレーも販売されるほどの人気ぶり。新潟を代表する名物カレーです。
取扱店 | 名物 万代そば(新潟県新潟市中央区万代1-6-1 バスセンタービル1F) |
備考 | 万代シティ |
10. 鯛茶漬け
photo by 新潟県観光協会
日本有数の鯛の水揚げ量を誇る柏崎で生まれたご当地グルメ「鯛茶漬け」。地元産コシヒカリで炊いた美味しいご飯の上に、鯛の刺身や焼いた身をのせ、温かいダシ汁をかけていただく柏崎名物です。「第4回全国ご当地どんぶり選手権」でグランプリに輝くなど、数々のグルメグランプリで入賞している一品です。
取扱店 | ろくべえ、割烹 いなほ ほか |
備考 | 柏崎観光協会 |
11. 背脂ラーメン
photo by 新潟県観光協会
洋食器・金物産業が有名な燕市。「背脂ラーメン」は、そんな洋食器工場で働く人々の要望から生まれた燕市発祥のラーメン。麺がのびにくく、スープが冷めずに美味しくいただけるように、極太の麺に、濃いめの味付けのスープを合わせ、豚の背脂をたっぷり入れるのが特徴です。ラーメン王国・新潟で、「新潟5大ラーメン」の1つに数えられるインパクト抜群のラーメンです。
photo by 新潟県観光協会
取扱店 | 龍華亭、福来亭 白山町店ほか |
備考 | 燕商工会議所 |
12. 半身唐揚げ
「半身唐揚げ」とは、ひな鶏の半身にカレー粉と塩をまぶして、豪快に丸揚げにした新潟のB級グルメ。新潟市にある「鳥専門店 せきとり」が考案したメニューです。表面はパリッと、お肉はジューシーで、スパイスの効いたカレー味がたまりません!カレールーの年間消費量が全国トップクラスの新潟市で生まれた、カレー好きの街ならではの名物です。
取扱店 | せきとり(新潟県新潟市中央区窪田町3-199) |
HP | せきとり |
13. 佐渡天然ブリカツ丼
「佐渡天然ブリカツ丼」は、佐渡名物・天然ブリに地元産米粉を使った衣をつけ、カラっと揚げたブリカツを特製あごダシ醤油のタレにくぐらせて、ご飯の上にのせた一品。ご飯は、佐渡のブランド米「朱鷺と暮らす郷」を使用。地場のものを使った副菜と汁ものを添えるなど、佐渡産の素材をふんだんに使用した佐渡のご当地グルメです。
取扱店 | 長三郎、味彩、めおと岩ドライブイン、小木家 |
備考 | 佐渡天然ブリカツ丼 |
14. 糸魚川ブラック焼きそば
photo by facebook/itoigawakanko
真っ黒な麺が衝撃的な「糸魚川ブラック焼きそば」。地元の名物をと、「糸魚川うまいもん会」が考案した糸魚川のB級グルメです。糸魚川近海で獲れた真イカ、イカ墨、中華麺を使用するという基本ルールはあるものの、具材・味付けなどは各店自由に決められるため、市内の取り扱い店では、お店ごとに個性豊かな糸魚川ブラック焼きそばが楽しめます。
photo by facebook/itoigawakanko
取扱店 | 月徳飯店、居酒屋 源兵衛、新潟ふるさと村B級グルメ横町ほか |
HP | 月徳飯店、居酒屋 源兵衛、新潟ふるさと村B級グルメ横町 |
備考 | 糸魚川うまいもん会 |
新潟県民にお馴染みの味!新潟名物の郷土菓子
15. 笹だんご
photo by 新潟観光コンベンション協会
新潟・越後の名物菓子といえば、「笹団子」!新潟のお土産としても、不動の人気を誇ります。「笹団子」は、小豆餡入りのヨモギ団子を笹の葉で包み込んだものをイグサで結び、蒸して作られます。「上杉謙信が考案した」、「郷土料理として庶民の生活の知恵から生まれた」など、諸説あるものの、古くから、米どころ・新潟の農家で作られ、食されてきた伝統の餅菓子です。
photo by 新潟県観光協会
取扱店 | 田中屋本店、越後 岩船家ほか |
HP | 田中屋本店、越後 岩船家 |
16. ぽっぽ焼き
photo by 新潟県観光協会
「ぽっぽ焼き」は、新潟のお祭りには欠かせない屋台グルメの定番品!新潟県北部にある新発田市発祥のお菓子とされ、「蒸気パン」とも呼ばれています。黒砂糖と小麦粉などを混ぜて作った生地を細長い金型に入れて焼いたおやつで、黒糖の風味とモチモチとした食感がたまらない新潟下越地方の名物です。
photo by 新潟観光コンベンション協会
取扱店 | わくわくファーム豊栄店(清水商店ポッポ焼き)、新潟ふるさと村ほか |
HP | わくわくファーム豊栄店(清水商店ポッポ焼き) 、新潟ふるさと村 |