日光の名物といえば、何を思い浮かべるでしょうか?日光には、古くから伝えられる郷土料理や、地元の素材を使ったご当地B級グルメ、日光市民にお馴染みのお菓子など、日光自慢の美味しい名物が盛りだくさん!今回は、日光の名物ご当地グルメを10個、ご紹介します。
日光名物を食べる!日光伝統の郷土料理・ご当地グルメ
1. ゆば料理
日光名物といえば、ゆば料理ですね!日光ゆばは、古くから精進料理の1つとして食され、日光社寺の修行僧の貴重なタンパク源とされてきました。京都のゆばは、「湯葉」と表記されるのに対して、日光は、「湯波」と記されます。京都湯葉は、端から串を入れて引き上げられる1枚仕立てなのに対し、日光湯波は、中央に串を入れてから二つ折りにして引き上げられます。そのため、ボリュームがあり、食べ応えがあるのが特徴です。日光には、伝統の味と技を受け継ぐゆばの名店が軒を連ね、こだわりのゆば料理を提供しています。
photo by 日光市観光協会
取扱店 | 日光ゆば遊膳、恵比寿家、和み茶屋 ほか |
HP | 日光ゆば遊膳、恵比寿家 |
2. そば
日光は、昼夜の寒暖差が激しく、朝霧夕霧が発生する冷涼な気候で、蕎麦作りに適していることから、栃木県を代表する蕎麦の産地として知られています。日光連山の名水と職人の優れた技により、美味しい蕎麦を提供するお店が多く点在しています。日光そばの特徴は、冬から春は、氷点下2℃の氷温庫で熟成させた日光氷温寒熟そば、夏は新そば、秋は日光夏秋彼岸そば、秋から冬は日光あおい蕎麦など、1年を通じて旬のそばが味わえること。江戸時代に、日光東照宮に遣わされた勅使(日光例幣使)が通った日光例幣使街道にちなんで、「日光例幣使そば街道」と名づけられた食の街道があり、名所旧跡を巡りながら、美味しいそばが楽しめます。
取扱店 | 三たてそば 長畑庵、 小来川 山帰来、 玄蕎麦河童 ほか |
HP | 三たてそば 長畑庵、 小来川 山帰来、 玄蕎麦河童 |
備考 | 日光手打ちそばの会 |
3. 明治の館のオムレツライス
「明治の館」は、日光東照宮の近くにある有名な西洋料理店。建物は、明治時代に建築された国指定の登録有形文化財で、もともと、「日本における蓄音機の父」と称されるアメリカ人・F.W . ホーン氏の別荘だったものです。「オムレツライス」は、ケチャップ風味のチキンライスにふわとろに仕上げた卵をのせ、濃厚デミグラスソースをかけた看板メニュー。熟練のシェフによる絶品の料理を素敵な空間でいただくのもいいですね!
取扱店 | 明治の館 |
HP | 明治の館 |
4. NIKKO丼
「NIKKO丼」は、日光産の食材をテーマにしたオリジナリティ溢れるご当地丼ぶり。日光名物のゆばをはじめ、日光産のコシヒカリやブランド豚「日光HIMITSU豚」などを使用し、日光市内の飲食店・和洋菓子店などが、工夫を凝らした独自の丼ぶりを提供しています。毎年9月から11月には、NIKKO丼の食べ比べが楽しめる「NIKKO-DONグランプリ」が開催され、40店以上の飲食店が参加する大人気のイベントとなっています。
取扱店 | レストラン えんや、かまやカフェ・デュ・レヴァベール、日光まるひで食堂本店 ほか |
HP | レストラン えんや、日光まるひで食堂本店 |
備考 | NIKKO-DON GRAND PRIX |
5. 日光鱒寿司
「日光鱒寿司」は、寿司飯の間に、特製だしで味付けたゆばをはさみ、米酢と塩で締めた最高級の鱒をのせて仕上げた押し寿司。酢飯には、栃木を代表する米どころ高根沢産のコシヒカリを使用。旅のお供として親しまれてきた日光名物の駅弁です。東武日光駅や鬼怒川温泉駅、下今市駅の売店で販売されています。
取扱店 | 日光鱒鮨本舗 |
HP | 日光鱒鮨本舗 |
地元でお馴染みの味!日光名物の郷土菓子・おやつ
6. 天然かき氷
「氷室」とは、天然氷などを保存する自然の冷蔵庫。昭和初期には、全国に100軒ほどの氷室が存在したそうですが、現在残るのは5軒のみ。そのうち3軒は、日光市にあります。天然氷の蔵元では、受け継がれてきた伝統製法により、日光の名水と厳しい寒さを生かして天然氷を製造しています。天然氷は、自然の中でゆっくり凍らせていくため、溶けにくく、かき氷にすると、ふわふわとした食感が楽しめるとともに、一気に食べても頭がキーンとならないのが特徴です。日光の天然氷を使用したかき氷は、口の中でふわりと溶ける感覚と、旬の果物を使用した本格派シロップの組み合わせが絶妙で、1度食べたら忘れられない美味しさです。
取扱店 | 松月氷室、揚げゆばまんじゅう本舗 日光さかえや、珈茶話(かしわ) ほか |
HP | 松月氷室、揚げゆばまんじゅう本舗 日光さかえや、珈茶話(かしわ) |
7. 揚げゆばまんじゅう
「揚げゆばまんじゅう」は、日光産のゆばと豆乳を練り込んだ生地の中に、こし餡を入れたお饅頭を、良質な油でカラっと揚げた日光名物の揚げ饅頭です。仕上げに、お塩を振りかけていただくことによって、こし餡の美味しさがより引き立ち、美味しくいただけます。メディアやテレビで何度も紹介され、食べ歩きも楽しめる人気の商品です。
取扱店 | 揚げゆばまんじゅう本舗 日光さかえや |
HP | 揚げゆばまんじゅう本舗 日光さかえや |
8. 金谷ホテルベーカリー ロイヤルブレッド
photo by kanayahotelbakery-shop.jp
「金谷ホテルベーカリー」は、明治時代から続く老舗ホテル「金谷ホテル」の伝統息づくベーカリー。「ロイヤルブレッド」は、きめ細やかな歯ざわりが特徴の金谷ベーカリー名物の食パン。金谷ホテルで「パンの神様」と称される川津勝利(かわづかつとし)氏の代表作で、ずっしりとした重厚感があり、トーストやサンドイッチに最適!金谷ホテルの朝食でも提供されている人気商品です。
取扱店 | 金谷ホテルベーカリー |
HP | 金谷ホテルベーカリー |
9. 元祖日光饅頭 湯沢屋の酒饅頭
「湯沢屋」は、創業200余年の歴史を誇る老舗和菓子店。日光名物「元祖日光酒饅頭」は、自家製の糀ともち米を発酵させた酒種を使用した生地の中に、上品な味わいの自家製餡を包んで蒸した酒饅頭です。日光にある田母沢御用邸で静養中だった大正天皇が、好んで召し上がっていたと伝えられています。
取扱店 | 元祖日光饅頭 湯沢屋 |
HP | 元祖日光饅頭 湯沢屋 |
10. 日光羊羹
「日光羊羹」は、厳選された原料と日光の名水から作られた日光を代表する銘菓です。煉り羊羹は日持ちがするため、江戸時代より、日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺を合わせた二社一寺への参拝土産としても親しまれてきました。市内には、創業200年を超える老舗の羊羹専門店が点在し、現在も日光土産として高い人気を誇っています。
取扱店 | 吉田屋羊羹本舗、鬼平の羊羹本舗、日光羊羹綿半 ほか |
HP | 吉田屋羊羹本舗、鬼平の羊羹本舗、日光羊羹綿半 |