サン・ミシェル・デグイル礼拝堂(Chapelle Saint-Michel d’Aiguilhe)
フランス中南部、オーヴェルニュの山々に囲まれたオート・ロワール県にある街「ル・ピュィ・アン・ヴレ」。この街でひと際目を引く岩山の上に「サン・ミシェル・デグイル礼拝堂」は建てられています。
962年に立てられた「サン・ミシェル・デグイル礼拝堂」は、ヨーロッパにある数多の礼拝堂の中でも特に異彩を放ち、その神秘的で圧倒的な存在感は、時を越えて巡礼者たちを魅了し続けています。
「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部として世界遺産にも登録されています。
天に向かって突き出るようにそびえ立つ礼拝堂からは、赤い屋根が連なる中世の街並みを見渡すことができます。
礼拝堂の中に入ると
268段の階段を上ってたどり着く礼拝堂の正門には、細やかな彫刻が施され、幾何学模様のように赤、白、黒の石で装飾されています。
礼拝堂の内部はこのような感じ。
壁や天井には見事なフレスコ画が描かれ、厳かな雰囲気が漂っています。
岩山のそびえる街の全景を遠くから眺めるのも良し、礼拝堂に登って街並みを望むのも良し!神秘的で圧倒的なその姿を一度は見てみたいものです。