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日本は美しい四季に恵まれ、四季折々に違った姿を見せる観光名所がたくさんあります。今回は「春夏秋冬訪れたい日本の名所」のシリーズ第25弾として、四季を通じて美しい表情を見せる世界遺産「白川郷」をご紹介します。
白川郷(しらかわごう)
岐阜県北部、山深き奥飛騨にある合掌造りの郷「白川郷」。1995年、独特の景観をなす集落が評価され、富山県五箇山と共に世界文化遺産に登録。日本の原風景に出会える貴重な場所として、国内外から年間150万人が訪れています。
photo by flickr/Toshihiro Gamo
集落の全域が重要伝統的建造物群保存地区であり、合掌造り家屋59棟のほか、寺院本堂や神社の鳥居、ハサ小屋、板倉、水路などが保存すべきものとして特定され、歴史的景観が維持されています。
photo by flickr/Toshihiro Gamo
photo by flickr/Toshihiro Gamo
いくつかの合掌造り家屋では、内部を見学することもできます。白川郷を代表する最大で最古の合掌造り民家である「和田家」では、囲炉裏の間や仏間などが公開され、昔の生活用具や農具などが展示されています。
城山展望台から集落を見下ろすと、茅葺き屋根の家屋が点在、そこには日本人が「ふるさと」に対して抱くイメージ通りの風景が広がっています。写真やポスターでおなじみの風景ですね。
photo by flickr/David Kosmos Smith
白川郷の春夏秋冬の風景
【春】4月中頃から桜が開花し、里は華やかな春色に染まります。そして5月中頃、田植え前の水田には合掌家屋が映しだされます。
【夏】青々と成長した稲が合掌家屋を囲み、夏の花が鮮やかな彩りを添えます。
photo by flickr/Horng Yih Wong
【秋】色付いた稲穂が秋の訪れを知らせ、10月下旬から周囲の山々が秋色に染まります。
【冬】合掌集落が雪化粧される最も白川郷らしい冬の季節。1月、2月の特定日には合掌家屋のライトアップが行われ、幻想的な光景を見ることができます。
名称 | 世界遺産 白川郷(しらかわごう) |
住所 | 岐阜県大野郡白川村荻町 |
HP | 白川村役場 |