白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)
白谷川上流に広がる「白谷雲水峡」は、屋久島の中でも降水量が多い地で、その水に育まれ、この谷では、すべてのものが緑色の苔で覆われています。その幻想的な世界は、ジブリ映画「もののけ姫」の舞台のモデルとなったといわれています。
最初の見どころ「飛流おとし」
白谷雲水峡は随所に見どころがありますが、中に入って最初に迎えるポイント「飛流おとし」。花崗岩が雨で浸食された滝で、大岩の間を清流が流れ落ちる様子は大変美しいです。
神秘的な大杉「くぐり杉と七本杉」
白谷雲水峡の名物の1つ「くぐり杉」。樹高22.0m、胸高周囲3.1mの巨大な屋久杉の根元が大きく開いており、その間をくぐることができます。
くぐり杉を少し過ぎると、もう一つの見どころ「七本杉」。太い幹がまっすぐに伸びた立派な大杉で、上部が大きく枝分かれして天に向かって広がっています。
もののけ姫の舞台「苔むす森(もののけ姫の森)」
七本杉を過ぎればいよいよ「苔むす森(もののけ姫の森)」。一面が緑色の苔に覆われ、まるで「もののけ姫」の舞台のような神秘的な世界が広がっています。
苔の濃厚な緑色と巨岩や奇怪な形をした巨木の根などの造形が入り乱れて、 力強い生命を感じます。
美しい渓流と苔に覆われた深い緑の森。カタカタと首を震わす木魂(こだま)が見えるような気がしてくる幻想的な世界が広がっています。一度は訪れてみたい神秘的な場所ですね。
MEMO
名称 | 白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう) |
場所 | 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦 |
TEL | 0997-42-3508 (屋久島レクリエーションの森保護管理協議会) |
料金 | 300円(森林整備協力金) |
HP | 屋久の旅 |