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世界には大自然が創り上げた奇跡とも呼べる洞窟が多数存在します。今回は、その中でも特に神秘的な洞窟を10ヶ所、ご紹介します。
1. 龍泉洞(りゅうせんどう)/日本・岩手県
©岩手県観光協会
©岩手県観光協会
日本三大鍾乳洞の一つで、国の天然記念物にも指定されている「龍泉洞」。洞窟内は既に知られているだけでも3600m以上あり、無数の鍾乳石や石筍、ドラゴンブルーといわれる神秘的な地底湖が存在します。
2. ソンドン洞/ベトナム
ベトナム北中部、フォンニャ・ケバン国立公園の密林の地下に横たわる「ソンドン洞」。現時確認されている中で世界最大の洞窟で、その大きさは、最大高約240m、幅約90m、全長約9kmにもおよび、池袋のサンシャイン60が入ってしまうほど。とんでもない規模の地下空間が広がっています。
3. ビシェヴォ島の青の洞窟/クロアチア
クロアチア、アドリア海に浮かぶ小さな島「ビシェヴォ島」。この島には青い輝きで満たされる「青の洞窟」があり、この神秘的な世界が見れるのは11時から13時のわずか数時間だけ。太陽の光が青く透き通った海水を通して洞窟内に入り、深い青の輝きを創りだしています。
4. オルダ洞窟/ロシア
ロシア西部のウラル地方にある世界最長の水中洞窟「オルダ洞窟」。数百万年の長い年月をかけて形成された洞窟で、その長さは約5km、深さは200m。洞窟を満たす水は信じられないくらいクリアで、視界が約45m先まで見えるほど。水に反射した光が青白く岩肌を照らし、なんとも幻想的な世界を創りだしています。
5. セノーテ・イキル/メキシコ
何百万年もの時をかけて雨が石灰岩の大地を溶かしてできた洞窟が水没した井戸洞窟「セノーテ・イキル」。古代マヤ人から聖なる泉と考えられていた神聖な場所で、雨水が石灰石の大地にろ過された透明な水で満たされています。
6. 氷の洞窟(メンデンホール氷河)/アメリカ
アラスカの州都ジュノーにあるメンデンホール氷河にある氷の洞窟。太陽の光が氷に反射して、洞窟内は息を呑むほど美しい青く輝く世界が広がっています。氷が解けることによって出来る幻想的な世界ですが、地球温暖化により、年々小さくなっているそうです。
7. 芦笛岩(ろてきがん)/中国
桂林市の西北郊外、光明山にある鐘乳洞「芦笛岩(ろてきがん)」。この鍾乳洞の特徴は、その自然の創造美もさることながら、鐘乳洞を照らす超ド派手なライトアップ。青、赤、ピンク、緑、ド派手なライトアップが鍾乳洞を彩ります。
8. マーブル・カテドラル/チリ
チリとアルゼンチンの国境付近に位置するヘネラル・カレーラ湖にある洞窟「マーブル・カテドラル」。大理石でできたこの洞窟の壁面はマーブル模様になっており、コバルトブルーの湖水に光が反射して、なんとも美しい模様を浮かび上がらせます。
9. メリッサーニ洞窟/ギリシャ
ケファロニア島の岩壁に囲まれた「メリッサーニ洞窟」。天井の一部にぽっかりと穴が開いており、そこから差し込む光により、濃紺からエメラルドグリーンへ光輝く美しいグラデーションを創りだしています。
10. カプリ島の青の洞窟/イタリア
ナポリから30kmほど南にあるリゾートアイランド「カプリ島」。この島にある海の洞窟が、幻想的な青い輝きで満たされることから「青の洞窟」と呼ばれています。洞窟の狭い入口を抜けると、そこには信じられないほどの青い世界が広がっています。