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日本は、国土の7割が森林といわれる世界でも有数の森林国です。でも、今回は、そんな森林大国・日本でもお目にかかれない、世界のちょっと奇妙な森を5つ、ご紹介します。
デッドフレイ | Deadvlei (ナミビア)
ナミビア・ナミブ砂漠にあるデッドフレイは、地下水脈の変化により湖が干上がってしまった湖の跡地で、「死湖」と呼ばれている場所。ひび割れた地面の上に、枯れ果てて、炭のように黒くなった木々が並んでいます。
バオバブの並木道 | Avenue of the Baobabs (マダガスカル)
バオバブは『星の王子様』にも登場した不思議な形の植物。「バオバブの並木道」はマダガスカルのモロンダバ近郊にあり、約260mにわたって群生しています。樹齢800年を超えるバオバブの木々は、大きなもので直径10m、高さ30mもあり、壮観な景色が広がります。特に、夕陽に照らされたバオバブは幻想的な世界に包まれます。
ゆがんだ森 | Crooked Forest (ポーランド)
ポーランドにある通称「ゆがんだ森」は、木々が根元から折れ曲がっている不思議な森。 1930年代に約400本ほどマツが植えられ、そのほとんどが北の方角にむかって歪曲しているそう。人工的に作られたものだと言われていますが、その理由も方法も分かっておらず、まさに謎が多い森です。
石林 | Shilin (Stone Forest) (中国 雲南省)
中国・雲南省にある「石林」は高さ30mあまりのそり立った奇岩が森のように連なることから、別名「石の森(Stone Forest)」と呼ばれています。約3億年前に石炭岩層が溶解されて形成されたカルスト地形は、中国全土のカルスト地形の50%以上を占めており、2007年には「中国南方カルスト地」として世界遺産に登録されています。
クイバー・ツリ―・フォレスト | Quiver Tree Forest (ナミビア)
「クイバー・ツリー」と呼ばれるこの奇妙な木は、世界でもナミビア南部と南アフリカの北東部でしか見れないアロエ科の植物。たくさんのクイバー・ツリーが群生している「クイバー・ツリー・フォレスト」はゴツゴツした岩が転がる土漠地帯。その独特な光景は、まるで別の惑星に来たかのようです。