ドライ・トートゥガス国立公園(Dry Tortugas National Park)
アメリカ・フロリダ半島、キー・ウェストの西およそ100km沖合に浮かぶ「ドライ・トートゥガス国立公園」。19世紀に、その当時で最大規模の要塞(ジェファーソン砦)の建設が計画されましたが、結局は完成せずに、現在は国立公園として保護されています。
レンガ造りの六角形の壁に囲まれた砦で、大砲や砲台、武器庫、兵士の宿舎跡などが残されています。
アメリカの海洋戦略の歴史を垣間見ることができる貴重な場所です。
美しい海に囲まれた要塞
要塞は透き通った美しい海に囲まれ、その歴史的遺構と相まって、独特の景観を作りだしています。
要塞の窓からの眺めはまるで絵のようです。
ウミガメの産卵地としても知られ、1513年に発見された当時は、ラス・トートゥガス(亀の島)と呼ばれていたそうです。
周囲は色鮮やかな珊瑚礁で縁どられ、絶好のシュノーケリングポイントになっています。
美しい海と未完の要塞といった2つの要素が独特の景観を創りだしている「ドライ・トートゥガス国立公園」。一度は訪れてみたいスポットです。