愛知の名物といえば、何を思い浮かべるでしょうか?愛知には、味噌文化から生まれた郷土料理や、地元素材を使ったご当地B級グルメ、愛知県民にお馴染みのお菓子など、愛知自慢の美味しい名物が盛りだくさん!今回は、愛知県の名物ご当地グルメを12個、ご紹介します。
愛知名物を食べる!伝統の郷土料理
1. ひつまぶし
「ひつまぶし」は、蒸さずに、焼き上げたうなぎの蒲焼きを細かく刻み、おひつに敷き詰めたご飯の上にのせた愛知県を代表する郷土料理です。1杯目はそのまま、2杯目は薬味をのせて、3杯目はお茶漬けにしていただきます。大きなおひつで、うなぎとご飯をまぜて食べることから、その名がついたんだそう。明治期に、かつて料亭だった「あつた蓬莱軒」で、大勢でも取りやすく、さっぱり食べれることから〆料理として考案されたもの。1度に3種類の食べ方ができる大人気の名物料理です。
取扱店 | あつた蓬莱軒本店(名古屋市)、ひつまぶし名古屋備長、宮鍵(名古屋市)ほか |
HP | あつた蓬莱軒、ひつまぶし名古屋備長、宮鍵 |
2. 味噌煮込みうどん
「味噌煮込みうどん」は、豆味噌(赤みそ)仕立ての濃いめの汁にコシの強いうどんを入れ、土鍋で煮込んだ郷土料理。もともと、家庭料理として食されていたもので、明治時代に一宮市の飲食店で提供され始めた後、名古屋市を中心に広まっていったとされています。農林水産省が選定した「郷土料理百選」に、ひつまぶしとともに紹介されている愛知を代表する郷土料理です。
取扱店 | 山本屋総本家 本店(名古屋市)、みそ煮込みの角丸(名古屋市)、にこみのたから(名古屋市)ほか |
HP | 山本屋総本家、みそ煮込みの角丸、にこみのたから |
3. きしめん
「きしめん」は、薄く平べったい平打ち麺にたまりベースのつゆを合わせた麺料理。発祥については諸説ありますが、愛知県刈谷市のいもかわうどんがルーツだと言われています。昔は、ムロアジと宗田カツオなどからダシをとり、たまり醤油で味付けるのが一般的です。江戸時代から県内で食されてきた伝統の麺料理です。
取扱店 | 宮きしめん神宮店(名古屋市)、手打麺舗 丸一、住よし JR名古屋駅・新幹線上りホーム店ほか |
HP | 宮きしめん |
備考 | 愛知県きしめん普及委員会 |
4. 味噌おでん
愛知県の「味噌おでん」は、大きく分けて、豆味噌(赤みそ)のダシで煮込むものと、醤油ダシで煮こみ、味噌をかけるものの2種類あります。前者は、飲食店などで提供されることが多く、後者は、家庭でよく作られています。もともと煮込み料理ではなく、味噌田楽がルーツとされ、土鍋の中に具材と味噌壺を置き、具材を味噌ダレにつけて食べるようになったんだとか。その後、関東風のおでん(関東煮)が広まり、味噌文化が根強い愛知県では、味噌仕立てのおでんが一般的になったとされています。
取扱店 | きく宗(きくそう)(豊橋市)、島正(名古屋市)、カモシヤ(名古屋市)ほか |
HP | きく宗(きくそう)、島正、カモシヤ |