バガン遺跡(Bagan)
カンボジアの「アンコール・ワット」、インドネシアの「ボロブドゥール」とともに世界三大仏教遺跡のひとつに数えられている「バガン遺跡」。ミャンマーのイラワジ川中流の東岸、約40kmにも渡り広がる平野に遺跡群が林立するミャンマー仏教の聖地です。
無数のパゴダ(仏塔)や寺院が林立する
バガンは、11世紀から13世紀に栄えたミャンマー最初の王朝で、仏教が長く繁栄するようにと、最盛期には5000基を超えるパゴダ(仏塔)や寺院が建立されました。現在でも3000基弱が残されており、広大な平野に点在して立ち並ぶ姿は荘厳ともいえる風景を作り出しています。
パゴダ(仏塔)や寺院の特徴は様々。こちらは、バガンに数ある寺院でも最も美しいと称される「アーナンダ寺院」。正方形をした本堂は、3層に重ねた正方形の上に3層の基壇を乗せ、その上に黄金の仏塔がそびえています。
「タビニュ寺院」は高さ61mとバガンで最も高い寺院で完成までに8年を要したと言われています。
「ブパヤー・パゴダ」は黄金に輝く円筒形の仏塔が特徴的なバガン最古のパゴダでしたが、1975年の地震で被害を受け、復元されました。
こちらの黄金に輝く「シュエジーゴン・パゴダ」は、バガンだけでなくミャンマーを代表するパゴダの一つで、仏陀の歯と骨が収められていると伝えられています。
熱気球でバガン遺跡上空を空中散歩
バガン遺跡で人気の気球ツアー。熱気球でバガン遺跡上空を1時間かけて空中散歩するツアーで、毎年10月~3月頃に運行されています。
数え切れないほどの寺院や仏塔を眼下に一望。バガンが朝焼けに染まる瞬間は感動的ですね。