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ケルン大聖堂(Kölner Dom)
ドイツ中西部のケルン市にある世界遺産『ケルン大聖堂』。世界最大のゴシック建築といわれ、その高さはなんと157m。これだけ巨大な建造物がすべてが石で作られており、天に向かって伸びる双塔は圧倒的な存在感を漂わせています。
1248年に建設が始まり、途中300年近く建設は中断していましたが、完成したのが1880年。600年以上の時をかけてようやく完成した壮大な建造物です。
ケルン大聖堂は単に大きいだけではありません。細部の彫刻もきわめて精密に施されています。
ケルン大聖堂に入ると
一番の見どころは「ステンドグラス」。その大きさと華麗さに、しばらく目を奪われてしまいます。その中でも特に有名なのが「バイエルン窓」と呼ばれるステンドグラス。バイエルン王ルードヴィッヒ1世(1825~1848)が奉納したことからその名で呼ばれています。
その他の見どころとしては、「東方の三博士の聖遺物」。金色の棺の中に東方三博士の遺骨が収められています。世界最大の黄金細工の聖棺といわれています。
「聖クララの祭壇」。1360年頃にフランシスコ会修道女の聖クララに捧げるために作られた祭壇です。
「聖母子と東方三博士の礼拝」。1440年頃描かれた画家・シュテファン・ロホナーの代表作です。
「ゲロ大司教の十字架」。976年ゲロ大司教によって制作された十字架像です。
天に少しでも近づこうとひたすら高さを求めたケルン大聖堂。その存在感は見るものを圧倒します。ドイツへ行く機会があれば、是非訪れてみたいスポットですね。
MEMO
名称 | ケルン大聖堂(Kölner Dom) |
場所 | Domkloster 4, 50667 Köln, ドイツ |
HP | ケルン大聖堂(ドイツ語) |