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日本は美しい四季に恵まれ、四季折々に違った姿を見せる観光名所がたくさんあります。今回は「春夏秋冬訪れたい日本の名所」のシリーズ第27弾として、四季を通じて美しい表情を見せる京都の「平安神宮」をご紹介します。
平安神宮(へいあんじんぐう)
photo by flickr/Takeshi Kuboki
平安遷都1100年を記念して、1895年(明治28年)に創建された「平安神宮」。平安京創始の第50代桓武天皇と平安京最後の第121代孝明天皇を祭神としています。
社殿は、平安京の大内裏の正庁である朝堂院を8分の5規模で復元したもので、白砂を敷きつめた境内正面に朱塗りが美しい大極殿、蒼龍楼・白虎楼と呼ばれる楼閣、本殿が左右対称に整っています。
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社殿を取り囲むように配された神苑は、約10000坪もの広大な池泉回遊式庭園で東、中、西、南の4苑にわかれ、それぞれの四季の景観が見事で、国の名勝に指定されています。
東神苑の栖鳳池の中央付近をまたぐ「泰平閣」は、京都御所にあった京都博覧会の建物を移築したもので、中神苑にある「臥龍橋」は天正年間に豊臣秀吉によって造営された三条大橋と五条大橋の橋脚が使われています。
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平安神宮の春夏秋冬の風景
【春】桜の名所として知られる平安神宮。春になると有名な八重紅枝垂れやソメイヨシノなど300本の桜が咲き乱れ、夜にはライトアップされた桜が栖鳳池に映りこみ見事な景観を創りだします。
【夏】初夏には、西神苑の白虎池に、肥後系・江戸系を中心に日本古来の品種200種・2000株の花しょうぶが咲き競います。
【秋】毎年10月22日には、京都三大祭の「時代祭」が行われます。明治維新から始まり、次いで江戸、安土桃山、室町、吉野、鎌倉、藤原、延暦と8つの各時代の衣装や祭具をまとった総勢約2000名、約2kmもの長さの行列が京の街を練り歩きます。
【冬】雪化粧した平安神宮。朱色の社殿が白い雪に映えます。
名称 | 平安神宮(へいあんじんぐう) |
住所 | 京都府京都市左京区岡崎西天王町97 |
時間 | 6:00~18:00 |
料金 | 無料(神苑入苑へは有料:大人 600円、小人 300円) |
HP | 平安神宮 |