伊那市の名物といえば、何を思い浮かべるでしょうか?伊那市には、地元の素材を使った郷土料理やご当地B級グルメ、伊那市民にお馴染みのおやつなど、伊那市自慢の美味しい名物が盛りだくさん!今回は、伊那市の名物ご当地グルメを6個、ご紹介します。
伊那名物を食べる!伊那伝統の郷土料理・ご当地グルメ
1. ローメン
「ローメン」とは、蒸した茶色の中太麺に、マトンやキャベツなどの具材を入れ、ニンニクを利かせた伊那市のご当地麺です。市内にある中華料理店「萬ばんり里」が、昭和30年頃に考案したメニューで、現在では、伊那市民に広く親しまれているソウルフード。お店によって味付けは異なるものの、大きく分けて、スープ風と焼きそば風の2種類に分類されます。卓上に置かれた、酢・ゴマ油・醤油・唐辛子などの薬味や調味料で、自分好みの味付けでいただくのが一般的です。
取扱店 | 萬里(ばんり)、四方路(すまろ)、うしお ほか |
備考 | 伊那ローメンズクラブ |
2. 伊那餃子
「伊那餃子」は、栄養価が高く、スーパーフードとして注目される雑穀「アマランサス」を、皮と具材に使用したご当地餃子。伊那産のアマランサスを使用し、地元の信州みそを配合した味噌ダレにつけていただきます。雑穀特有のモチモチとした食感と風味が特徴です。
取扱店 | 萬楽、竜門 ほか |
HP | 萬楽、竜門 |
備考 | 伊那餃子会 |
3. 行者そば・高遠そば
信州そば発祥の地と伝わる伊那。奈良時代に、この地を訪れた修験者が、もてなしのお礼に、村人にそばの種を渡したのをきっかけに、そばの栽培が始まったと伝えられています。特に、旧高遠町・長谷村地域にまたがる入野谷郷(いりのやごう)は、江戸時代から戸隠・川上と並び、信州三大そば名産地と呼ばれていました。伊那では、地粉で打ったそばを、焼味噌を辛味大根のしぼり汁で溶いたそば汁で食べる、行者そばを味わうことができます。
取扱店 | 高遠そば ますや、華留運、行者そば梅庵 ほか |
HP | 高遠そば ますや、華留運、行者そば梅庵 |
4. ソースかつ丼
「ソースかつ丼」は、温かいご飯の上に、千切りキャベツを敷き、特製ソースをくぐらせたトンカツをのせた、伊那名物のグルメ。伊那市でかつ丼を注文すると、卵とじのものではなく、ソースかつ丼が提供されます。昭和20年頃に、市内の飲食店「青い塔」で提供したのがはじまり。現在、市内にある多くの食堂や飲食店が、こだわりのソースかつ丼を提供しているので、食べ比べをしてみるのも楽しいものですね!
取扱店 | 青い塔、志をじ、たけだ ほか |
HP | 青い塔、志をじ、たけだ |
備考 | 伊那ソースかつどん会加盟店 |
5. 馬肉料理
信州で馬肉を食すようになったのは、伊那市が始まりと言われています。もともと、明治時代に、年老いた農耕馬を食べるようになったのがきっかけで、戦後の食糧難の時代に、安価で、栄養価の高い馬肉が注目され、一般家庭に馬肉文化が浸透したと考えられています。伊那市内では、馬刺しや「おたぐり」と呼ばれる郷土料理をはじめ、さまざまな馬肉料理がいただけます。
取扱店 | 楽座 紅葉軒、焼肉 いたや、桜や ほか |
HP | 楽座 紅葉軒 |
地元でお馴染みの味!伊那名物の郷土菓子
6. 五平餅
「五平餅」とは、半つきにしたうるち米を竹串に巻き付け、味噌・醤油ベースのタレをつけて焼いたもの。江戸中期頃から南信州などで、祭りや祝い事、来客のおもてなしの料理として食されてきた郷土料理です。地域によって、形やタレの味付けは異なるものの、伊那市を含む上伊那地方では、平らの団子型に、クルミや山椒入りの味噌ベースの甘辛タレを付けるのが主流となっています。
取扱店 | 鈴平、高遠そば ますや ほか |
HP | 鈴平、高遠そば ますや |