神奈川の名物といえば、何を思い浮かべるでしょうか?神奈川には、相模湾の豊富な海の幸を生かした郷土料理や、地元の素材を使ったご当地B級グルメ、神奈川県民にお馴染みのお菓子など、神奈川自慢の美味しい名物が盛りだくさん!今回は、神奈川県の名物ご当地グルメを12個、ご紹介します。
神奈川名物を食べる!伝統の郷土料理
1. 牛鍋
「牛鍋」とは、牛肉と野菜を入れた鉄鍋に、割り下を注ぎ入れ、煮込んだ鍋料理です。横浜港の開港を機に、いち早く西洋文化が流入した横浜発祥の料理。明治期に入ると、それまで禁じられていた肉食が奨励され、文明開化の味として、牛鍋が広く食されるようになったんだそう。文久2年(1862年)に、横浜・入船町に創業した居酒屋「伊勢熊」で提供したのが始まりと言われています。現在も、市内には、創業100年を超える牛鍋の老舗店が点在しており、伝統の味を今に伝えています。
取扱店 | 横浜牛鍋元祖 太田なわのれん(横浜市)、じゃのめや(横浜市)、荒井屋(横浜市)ほか |
HP | 横浜牛鍋元祖 太田なわのれん、じゃのめや、荒井屋 |
2. 三崎まぐろ料理
photo by facebook/kanagawa.kankou
古くから沖合・遠洋漁業の拠点として栄えてきた三崎港。日本屈指のマグロの水揚げ量を誇ります。三崎では、獲りたてのマグロを船上で急速冷凍するため、鮮度抜群のマグロを堪能することができます。市内の飲食店では、新鮮なマグロを使用した多彩な料理を提供しています。
取扱店 | まぐろ食堂 七兵衛丸(三崎市)、庄和丸(三崎市)、三崎館 本店(三崎市)ほか |
HP | まぐろ食堂 七兵衛丸、庄和丸、三崎館 本店 |
3. 大山とうふ料理
古くから、霊山として信仰の対象とされてきた「大山」。江戸時代には、「大山詣り」と称し、大山阿夫利神社へ多くの参拝者が訪れていたと伝えられています。大山とうふは、丹沢山系の銘水と厳選された大豆・にがりを使用して作られたもので、精進料理として食されていたものが参拝者にも提供されるようになり、大山名物として広まっていったんだそう。大山こま参道には、豆腐料理を提供するお店が数多く立ち並び、毎年3月には、「大山とうふまつり」が開催されています。
取扱店 | 夢心亭(伊勢原市)、小川家(伊勢原市)、かんき楼(伊勢原市)ほか |
HP | 夢心亭、小川家 |
4. しらす丼
photo by trip.pref.kanagawa.jp
「しらす丼」は、相模湾沿岸で獲れたシラスを釜揚げにして、薬味などとともに温かいご飯の上にのせた鎌倉・江の島名物の丼ぶり。古くから、相模湾周辺地域ではシラス漁が盛んに行われてきました。現在は、「湘南しらす」と呼ばれており、漁業者自らが加工・直売することが多いため、鮮度が良く、風味豊かな味わいに定評があります。現地でしか食べられない、新鮮な生しらすをのせた「生しらす丼」を提供するお店も。鎌倉・江の島を訪れる観光客に人気の名物料理です。
取扱店 | とびっちょ 本店(藤沢市)、しらすや(鎌倉市)、魚見亭(藤沢市)ほか |
HP | とびっちょ、しらすや、魚見亭 |
5. けんちん汁
けんちん汁は、大根、にんじん、ごぼう、里芋、豆腐、こんにゃくなどをゴマ油で炒め、醤油などで味を整えたすまし汁。もともと、鎌倉にある健長寺(けんちょうじ)の僧侶が、崩れた豆腐と地元野菜を煮込んで作った精進料理の一つで、「健長汁」が「けんちん汁」と訛って、その名が全国に広まったんだとか。栄養満点で、体の芯まで温まる定番の家庭料理です。
取扱店 | 点心庵(鎌倉市)、鎌倉五山(鎌倉市)ほか |
HP | 点心庵 |
神奈川のソウルフード!神奈川名物のご当地グルメ
6. よこすか海軍カレー
「よこすか海軍カレー」は、旧日本海軍とともに発展してきた「カレーの街」横須賀のご当地カレー。明治41年に考案された「海軍割烹術参考書」のレシピを再現したカレーで、サラダと牛乳をセットにして提供するのが基本ルールとなっています。横須賀市内にある認定店のみ名称の使用が許可されています。現在、市内の約30店舗で、各店、オリジナリティー溢れるよこすか海軍カレーを提供しています。
取扱店 | 横須賀海軍カレー本舗(横須賀市)、ヨコスカシェル(横須賀市)、カフェテラス ウッドアイランド(横須賀市)ほか |
HP | 横須賀海軍カレー本舗 |
備考 | カレーの街よこすか |
7. 崎陽軒の昔ながらのシウマイ
「崎陽軒の昔ながらのシウマイ」は、国産の豚肉と、オホーツク海産の干帆立貝柱を使用した横浜名物のしゅうまい。1口サイズで、冷めても美味しくいただけるのが最大の特徴で、昭和3年(1928年)の発売以降、横浜の地元はもちろん、全国の多くのファンに愛され続けている一品です。
取扱店 | 崎陽軒 |
HP | 崎陽軒 |
8. サンマーメン
photo by trip.pref.kanagawa.jp
「サンマーメン」は、細麺に、醤油ベースのスープを合わせ、豚肉と白菜・もやしなどの野菜を炒めてとろみをつけたあんをのせたあんかけ麺。昭和22年頃に、横浜市中区にあった中華料理店のまかない料理として生まれた横浜発祥のご当地ラーメンです。中国語で、「生馬麺」と書き、生(サン)は、「新鮮でしゃきしゃきした」、「馬(マー)」は、「上にのせる」という意味合いから名づけられたんだそう。とろみがついているので、最後まで冷めることなく美味しく食べられることから、横浜だけでなく、神奈川全域でも親しまれています。
取扱店 | 中華街 廣新樓(横浜市)、玉泉亭(横浜市)、龍味(横浜市)ほか |
HP | 中華街 廣新樓 |
備考 | かながわサンマー麺の会 |
9. ヨコスカネイビーバーガー
photo by facebook/cocoyoko.net
「ヨコスカネイビーバーガー」は、横須賀にある米海軍基地が、友好の証として、横須賀市に海軍の伝統的なハンバーガーのレシピを提供して生まれた横須賀のご当地バーガー。赤身の多い牛肉を100%使用したボリュームたっぷりのパテに、玉ねぎやトマトをトッピングして、お好みでケチャップやマスタードをかけて食べる本場アメリカンスタイルのハンバーガーです。現在、横須賀基地周辺の17店舗の飲食店で、各店、嗜好を凝らした個性豊かなハンバーガーが提供されています。
取扱店 | TSUNAMI(横須賀市)、HONEY BEE(横須賀市)、ピッカンテ(横須賀市)ほか |
HP | TSUNAMI、HONEY BEE |
10. 小田原おでん
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「小田原おでん」は、あっさりとしたお出汁で煮込んだおでんに、小田原特産の梅を使った梅みそを添えて提供する小田原のご当地グルメ。地元の老舗蒲鉾店13社をはじめ、豆腐屋、八百屋など、地元の商店が作る40種以上の多彩なおでんダネが魅力です。海の幸・山の幸に恵まれた小田原の食材がふんだんに盛り込まれた新名物です。
取扱店 | 小田原おでん本店(小田原市)、一膳飯屋 八起(小田原市)、小田原バル(小田原市)ほか |
HP | 小田原おでん本店、一膳飯屋 八起、小田原バル |
備考 | 小田原おでん |
神奈川県民にお馴染みの味!神奈川名物の郷土菓子・おやつ
11. 横浜ハーバー ダブルマロン
「横浜ハーバー ダブルマロン」は、細かく刻んだ栗と栗餡をしっとりとした生地で包みこんだ船型のマロンケーキ。発売以来60年以上も親しまれている横浜を代表する銘菓で、マロンの風味が口いっぱいに広がるどこか懐かしい味わいのお菓子です。パッケージには、柳原良平氏がデザインした客船「クイーン・メリー2」のイラストが描かれています。
取扱店 | ありあけ本館ハーバーズムーン本店(横浜市) |
HP | ありあけ |
12. 鳩サブレ
photo by trip.pref.kanagawa.jp
明治27年(1894年)に鎌倉で創業した「豊島屋」。鎌倉銘菓「鳩サブレ―」は、丸みのある愛らしい鳩の形をした焼菓子。フレッシュバターをたっぷり使用した優しい味わいが、明治時代の発売から120年以上、世代を超えて愛され続けている人気の商品です。
取扱店 | 豊島屋 本店(鎌倉市) |
HP | 豊島屋 |