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日本を代表する観光地・京都。アメリカの大手旅行雑誌が発表した「世界の人気観光都市ランキング」でも2年連続の世界一に選ばれ、毎年世界中から数多くの人が訪れる超人気の観光地です。もう一度京都の定番スポットを紐解くべく、今回は、何度でも訪れたい京都の超定番、人気の観光スポットを10ヶ所、ご紹介します。
1. 清水寺(きよみずでら)
798年(延暦17)坂上田村麻呂の創建とされる北法相宗の大本山「清水寺」。音羽山の起伏に沿って配された仁王門、三重塔、阿弥陀堂、本堂などが自然と調和した見事な景観を作りだしています。「清水の舞台から飛び降りる」の例えに使われる本堂から迫り出す舞台は高さ約18m、釘を使わず139本の柱で支えら、そこからは京都市街を一望できます。本堂を下る石段下にある「音羽の滝」は、飲めば長寿、恋愛、勉学に御利益があるといわれています。
名称 | 清水寺(きよみずでら) |
住所 | 京都府京都市東山区清水1-294 |
時間 | 6時~18時(季節により変動あり) |
料金 | 一般300円、小・中学生200円 |
電話 | 075-551-1234 |
HP | 清水寺 |
2. 金閣寺(きんかくじ)
京都市北区にある相国寺の塔頭寺院の一つ「金閣寺」。金色に輝く舎利殿の輝きに魅せられて、毎年世界中から多くの観光客が訪れる京都を代表する観光名所です。正式名称は鹿苑寺ですが、舎利殿の二層、三層が金箔を貼りめぐらしているところから金閣寺と呼ばれています。境内には、鏡湖池を中心とした池泉回遊式庭園が広がり、金閣が映る光景は大変美しく、北山文化を象徴する華やかな文化遺産です。
名称 | 金閣寺(きんかくじ) |
住所 | 京都府京都市北区金閣寺町1 |
時間 | 9時~17時 |
料金 | 一般:400円、小・中学生:300円 |
電話 | 075-461-0013 |
HP | 金閣寺 |
3. 伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)
商売繁盛、五穀豊穣の神として信仰を集める、全国にある稲荷神社の総本社「伏見稲荷大社」。年間を通じて多くの参拝者が訪れ、トリップアドバイザーの調査で外国人の人気NO.1にも選ばれた人気のスポットです。境内には、豊臣秀吉が寄進した「楼門」や重要文化財の「本殿」など、華麗な桃山彫刻が施された建物が点在し、本殿背後より奥社に通じる参道には「千本鳥居」と呼ばれる朱色の鳥居のトンネルがあり、伏見稲荷大社の見どころの一つになっています。
名称 | 伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ) |
住所 | 京都府京都市伏見区深草薮之内町68 |
時間 | 境内自由(授与所は7:00~18:00) |
料金 | 境内自由 |
電話 | 075-641-7331 |
HP | 伏見稲荷大社 |
4. 二条城(にじょうじょう)
徳川幕府における京都の拠点となった「二条城」。慶長8年(1603)に京都御所の守護と将軍上洛時の宿泊場所として、徳川家康が現在の二の丸御殿の部分を造営し、徳川家光の時代に、伏見城の遺構を移すなどの大改修が行われ、現在のような規模となりました。広大な城内は、大政奉還の舞台になった「二の丸御殿(国宝)」、四季それぞれの花が美しい「二の丸庭園(特別名勝)」、京都御所の旧桂宮御殿を移した「本丸御殿(重要文化財)」などの見どころが多く、世界中から観光客が訪れています。
名称 | 二条城(にじょうじょう) |
住所 | 京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541 |
時間 | 8時45分~17時 |
料金 | 一般600円、中・高校生350円、小学生200円 |
電話 | 075-841-0096 |
HP | 二条城 |
5. 平等院(びょうどういん)
永承7年(1052)、宇治に極楽浄土を再現しようとした関白・藤原頼通が父道長の別荘を寺に改め、平等院としたのが始まりとされています。翌年の天喜元年(1053)には阿弥陀堂として鳳凰堂が造立され、堂内には、金色の丈六阿弥陀如来坐像が端坐し、壁や扉には九品来迎図や極楽浄土図が描かれています。左右対称の姿が美しい鳳凰堂は、10円硬貨の絵柄としても有名で国宝に指定されています。
名称 | 平等院(びょうどういん) |
住所 | 京都府宇治市宇治蓮華116 |
時間 | 8時30分~17時30分(鳳翔館は9時~17時) |
料金 | (庭園、鳳翔館)大人600円、中高生400円、小学生300円 (鳳凰堂内部:別途300円) |
電話 | 0774-21-2861 |
HP | 平等院 |
6. 銀閣寺(ぎんかくじ)
室町幕府8代将軍・足利義政が金閣寺にならって建てた山荘で、京都楼閣建築の代表寺院「銀閣寺」。義政の死後に臨済宗の寺に改められ、正式名は慈照寺(じしょうじ)ですが、金閣寺と対比され、一般的には銀閣寺として親しまれています。境内にある「銀閣」は二層楼の観音堂で漆色の簡素な佇まい、「東求堂」は日本最古の書院造で、国宝に指定されています。
名称 | 銀閣寺(ぎんかくじ) |
住所 | 京都府京都市左京区銀閣寺町2 |
時間 | 8:30~17:00(12月~ 2月は、9:00~16:30) |
料金 | 一般:500円、小・中学生:300円 |
電話 | 075-771-5725 |
HP | 銀閣寺 |
7. 龍安寺(りょうあんじ)
宝徳2年(1450年)に室町幕府の管領だった細川勝元によって創建された禅寺で、妙心寺七刹の一つです。龍安寺といえば「石庭」として名高い「方丈庭園」。一面に白砂が敷き詰められた巾30m、奥行10mの庭園に、大小15の石が配され、その配置から「虎の子渡しの庭」とも呼ばれています。この15個の石は、庭のどこから見ても必ず1個は他の石の陰に隠れるように配置され、見る場所によって見える石も違うといった禅の美を極めた見事な空間になっています。
名称 | 龍安寺(りょうあんじ) |
住所 | 京都府京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13 |
時間 | 8時~17時(12~2月は8時30分~16時30分) |
料金 | 大人:500円、小・中学生:300円 |
HP | 龍安寺 |
8. 上賀茂神社(かみがもじんじゃ)
678年、天武天皇の時代に創建され、平安遷都時に国家鎮護の神とされた京都最古の神社の一つ「上賀茂神社」。正式名称は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)といいます。広大な境内には国宝の本殿、権殿、重要文化財の社殿、回廊、楼門などが建ち並び、二の鳥居を入ると一番最初に目に入る細殿前に作られた「立砂(たてずな)」は、神様が降臨された神山を模したと言われ、周囲は神々しい空気が満ちています。
名称 | 上賀茂神社(かみがもじんじゃ) |
住所 | 京都府京都市北区上賀茂本山339 |
時間 | 境内自由(二の鳥居内は5:30~17:00) |
料金 | 境内無料 |
電話 | 075-781-0011 |
HP | 上賀茂神社 |
9. 東寺(とうじ)
京都駅からほど近く、日本で最も高い五重塔が象徴的な「東寺」。平安遷都の際に羅城門の東西に建立された官寺(国立の寺院)の一つで、弘仁14年(823)に空海が嵯峨天皇より賜り、真言密教の根本道場としました。建築物では、徳川家光が再建した「五重塔」、豊臣秀頼が再建した「金堂」、弘法大師在世時の住房「大師堂」や仏像、仏画など多くが国宝に指定されています。
名称 | 東寺(とうじ) |
住所 | 京都府京都市南区九条町1 |
時間 | 8:30~17:30(閉門)、9月20日~3月19日は~16:30(閉門) |
料金 | 境内自由(金堂・講堂拝観500円、宝物館500円※時期により異なる) |
電話 | 075-691-3325 |
HP | 東寺 |
10. 南禅寺(なんぜんじ)
京都五山の別格寺院で、広大な伽藍を誇る臨済宗南禅寺派の大本山「南禅寺」。正応4年(1291)に亀山天皇の離宮を賜り、無関普門禅師(大明国師)が開山しました。広大な境内には、見どころが多く、石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな」の名ゼリフで有名な「三門(重要文化財)」、江戸初期の代表的な枯山水庭園「方丈庭園」、「方丈(国宝)」の狩野派絵師筆による障壁画などは必見です。境内南奥にあるレンガ造りの建造物「水路閣」は、明治時代から琵琶湖の水を京都へ引く水路で、ドラマの撮影に使われるなど、南禅寺を代表する景観の一つになっています。
名称 | 南禅寺(なんぜんじ) |
住所 | 京都府京都市左京区南禅寺福地町 |
時間 | 8時40分~17時(12~2月は~16時30分) |
料金 | 境内自由(方丈庭園500円、三門500円、南禅院庭園300円) |
電話 | 075-771-0365 |
HP | 南禅寺 |