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日本は美しい四季に恵まれ、四季折々に違った姿を見せる名所がたくさんあります。今回は、「春夏秋冬訪れたい日本の名所シリーズ」第19弾として、四季を通じて美しい表情を見せる長野県の国宝「松本城」をご紹介します。
松本城(まつもとじょう)
長野県松本市のシンボル「松本城」。戦国時代の永正年間に建造された深志城が始まりで、400年以上の歴史を誇る「五重六階の天守」は、現存するものとしては日本最古、国宝に指定されている名城です。
天守を構成する「大天守、乾小天守、渡櫓」は、豊臣秀吉の時代、松本城に移封された石川数正、康長親子が文禄2年(1593)頃に建造されたものといわれ、当時の姿を今に伝えています。
天守閣内部の階段、床、壁、天井、柱などのほとんどは、建築当時のまま残されています。
鎧や火縄銃など歴史的に貴重な品や資料が展示され、かなり見ごたえあります。
松本城の春夏秋冬の風景
【春】桜の名所として知られ、城郭と堀を取り囲むソメイヨシノやヤエザクが咲き誇り、国宝に美しく映えます。
【夏】真っ青な夏空の中、北アルプスを抱いた威風堂々とした姿は見事です。
【秋】モミジやカエデが鮮やかに色付き、漆黒の天守閣と紅葉が見事なコントラストを創り上げます。
【冬】松本城を舞台に毎年1月下旬に開催される「氷彫フェスティバル」。松本城をバックにキラキラ光る氷の彫刻を求めて毎年大勢の来場者でにぎわいます。
©信州・長野県観光協会
MEMO
名称 | 松本城(まつもとじょう) |
住所 | 長野県松本市丸の内4-1 |
時間 | 8時30分~17時 |
料金 | 天守入場 一般:610円(松本市立博物館と共通) |
HP | 国宝松本城 |