宮城の名物といえば、何を思い浮かべるでしょうか?宮城県には、太平洋の海の幸を生かした郷土料理や、地元の素材を使ったご当地B級グルメ、宮城県民にお馴染みのお菓子など、宮城自慢の美味しい名物が盛りだくさん!今回は、宮城県の名物ご当地グルメを10個、ご紹介します。
宮城名物を食べる!伝統の郷土料理
1. 牛タン焼き
photo by 宮城県観光課
宮城・仙台を代表する名物グルメといえば、「牛タン焼き」ですね。昭和23年、「味太郎」の初代店主・佐野啓四郎氏が、仙台市内で牛タン焼きの専門店を始め、その美味しさを全国に広めたのがきっかけです。現在、仙台市内には、有名店から行列のできる人気店まで、牛タン専門店が100店舗以上も点在していると言われています。名店の味を食べ比べしてみるのも楽しいですね!
photo by 宮城県観光課
取扱店 | 牛たん炭焼 利久仙台駅店(仙台市)、たんや善治郎 仙台駅前本店(仙台市)、伊達の牛たん本舗 本店(仙台市)ほか |
HP | 牛たん炭焼 利久、たんや善治郎、伊達の牛たん本舗 |
2. はらこ飯
photo by 宮城県観光課
「はらこ飯」は、鮭の切身を醤油・みりんなどの調味料で煮込んだ後、その煮汁でご飯を炊き込み、炊いたご飯の上に、鮭の切身といくらを盛りつけた家庭料理。古くから、阿武隈川に上がってくる鮭漁が盛んだった亘理町荒浜に伝わる郷土料理です。かつて、この地を訪れた伊達政宗公も、その美味しさを絶賛したと言われています。阿武隈川の秋鮭が旬を迎える秋の味覚として親しまれている名物料理です。
取扱店 | 旬魚・鮨の店 あら浜 亘理店(亘町)、和風レストラン 田園(亘町)、おしか商店(亘町)ほか |
HP | 旬魚・鮨の店 あら浜、和風レストラン 田園、おしか商店 |
3. 牡蠣料理
photo by 宮城県観光課
日本三景の1つに数えられる名勝「松島」。日本屈指の牡蠣の名産地としても知られています。奥羽山脈から流れ出るミネラルなどの豊富な栄養素が松島湾へと流れ込み、身が大きく、引き締まった上質な牡蠣が育ちます。松島では、牡蠣が旬を迎える10月から3月にかけて、牡蠣小屋がオープンします。新鮮な殻付きの牡蠣を大きな鉄板で蒸し焼きにしていただくのが松島流。牡蠣小屋では、時間制限付きの食べ放題で提供されることが多く、旬の牡蠣を思いっきり食べれることから、行列ができるほど人気となっています。
photo by 宮城県観光課
取扱店 | 松島牡蠣小屋(松島町)、かき松島こうは(松島町)、松島 焼がきハウス(松島町)ほか |
HP | 松島牡蠣小屋、かき松島こうは、松島 焼がきハウス |
4. 白石温麺(うーめん)
photo by 宮城県観光課
「白石温麺(うーめん)」は、油を使わず、伝統の手延べ製法で作られた白石名物の麺料理。今から400年ほど前に、伊達藩白石城下に住む鈴木味右衛門が、旅の僧侶から消化の良い麺の製法を教わり、胃の病気で苦しむ父親のために、油不使用の麺を温かくして食べさせたところ、父親が全快したんだそう。その後、白石城主・片倉小十郎公がその孝行話を聞きつけ、「人を思いやる温かい心を持つ麺」という意味を込めて、「温麺(うーめん)」と名づけたと伝えられています。長さ約9cmと短く、素麺よりも一回り太いため、一般の素麺よりも食べやすく、麺の美味しさをより楽しめるのが特徴です。温めても冷やしても、炒めても美味しいことから、1年を通じて家庭でもよく食べられる白石名物です。
取扱店 | 白石うーめん処 なかじま(白石市)、味見処 光庵(白石市)、やまぶき亭(白石市)ほか |
HP | 白石うーめん処 なかじま、味見処 光庵、やまぶき亭 |
備考 | 奥州白石温麺組合 |
5. フカヒレ料理
photo by 宮城県観光課
気仙沼市は、古くからサメ漁が盛んに行われており、フカヒレの生産量は、日本一です。フカヒレの天日干しは、気仙沼の冬の風物詩ともなっています。気仙沼では、肉厚なフカヒレを使用した姿煮スープやステーキ、寿司、ラーメンなど、名産のフカヒレを使った様々なフカヒレ料理がいただけます。
取扱店 | 中華家かいか(気仙沼市)、新京本郷店(気仙沼市)、気仙沼あさひ鮨本店(気仙沼市)ほか |
HP | 中華家かいか、気仙沼あさひ鮨 |
宮城のソウルフード!宮城名物のご当地グルメ
6. 三角あぶら揚げ
定義とうふ店の「三角あぶら揚げ」は、厚さ3cmほどもあるビッグサイズの三角形の油揚げ。仙台の中心部から車で30分ほどの場所にある縁結びの聖地「定義山(じょうぎさん)」の名物グルメです。低温の油で揚げた後に、高温の油で2度揚げすることによって、外側はさっくり、内側はふっくらと仕上げています。芸能人にも多くのファンを持ち、1日に1万個も売り上げるという人気グルメです。
取扱店 | 定義豆腐店(仙台市) |
HP | 定義豆腐店 |
7. 南三陸キラキラいくら丼
photo by 宮城県観光課
「南三陸キラキラいくら丼」は、南三陸町の海の幸をふんだんに使用したご当地丼。四季に応じて、旬の海産物を取り入れ、その名の通りキラキラとした華やかな見た目が特徴です。南三陸町に春を告げる野菜や地物の海産物を盛りつけた「春つげ丼」をはじめ、夏は「うに丼」、秋は「秋旨丼」、冬は「いくら丼」と四季折々の味覚が楽しめる内容となっています。現在、町内の約10店舗の飲食店で、個性あふれるキラキラ丼を提供しています。
取扱店 | 創菜旬魚はしもと(南三陸町)、南三陸ホテル観洋(南三陸町)、季節料理 志のや(南三陸町)ほか |
HP | 創菜旬魚はしもと、南三陸ホテル観洋、季節料理 志のや |
備考 | 南三陸町観光協会 |
8. 石巻焼きそば
「石巻焼きそば」は、魚介の旨味が凝縮したダシで蒸し焼きにして作る石巻のご当地焼きそば。「石巻焼きそば」の特徴は、2度蒸した茶色の麺を使用すること、焼き上げにだし汁で蒸焼きにすること、トッピングに目玉焼きをのせること。昭和20年代に2度蒸しする技法が地元の製麺業者に伝わり、石巻を中心に広まっていったんだそう。ウスターソース系の特製ソースを後がけして食べるのが一般的です。
取扱店 | 藤や食堂(石巻市)、かのまたや(石巻市)、ハセベ(石巻市)ほか |
HP | 藤や食堂 |
備考 | 石巻茶色い焼きそばアカデミー |
9. 油麩丼
photo by 宮城県観光課
「油麩」とは、小麦粉と水を練り合わせ、棒状に成形したものを油で揚げたもの。昔は、夏の暑い時期に肉の代わりに食べられてきた貴重な栄養源で、宮城県北部の登米市周辺で親しまれてきた伝統の食材です。「油麩丼」は、油麩を卵でとじて、登米産のご飯の上にのせた登米市のご当地グルメ。30年ほど前に、地元の旅館の女将が考案したメニューで、甘辛く味付け、ダシ汁をたっぷり吸った油麩は絶品です。
取扱店 | ぶんき茶屋(登米市)、味処 もん(登米市)、おでん 三吉(仙台市)ほか |
HP | ぶんき茶屋、味処 もん、おでん 三吉 |
備考 | 油麩丼の会 |
宮城県民にお馴染みの味!宮城名物の郷土菓子・おやつ
10. ずんだ餅
photo by 宮城県観光課
宮城県のスイーツの代名詞といえば、ずんだスイーツですね!「ずんだ」とは、枝豆を茹で、薄皮を剥いたものをすり鉢でつぶし、砂糖、水、少量の塩で味を整えたもの。仙台藩の古文書にも勘汰(じんた)・豆打(ずだ)といった記述があり、これが名前の由来になったとも言われています。「ずんだ餅」は、ずんだ餡を餅にからめた、ずんだスイーツの代表格で、お盆の時期などに、現在でも、各家庭で作られている伝統の料理です。
取扱店 | ずんだ茶寮 エスパル仙台店(仙台市)、玉澤総本店 上杉本店(仙台市)、村上屋餅店(仙台市)ほか |
HP | ずんだ茶寮、玉澤総本店 |