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門司港(もじこう)
福岡県北九州市にある異国情緒あふれるレトロな港町「門司港」。明治初期に開港され、最盛期には、一ヶ月に約200隻の外国客船が入港し、年間600万人の乗降客で賑わった国際貿易港でした。
©北九州市観光課
明治から昭和初期にかけて海外との貿易港として栄華を誇りましたが、第一次世界大戦後の大陸貿易の縮小とともに徐々に衰退してゆきました。その後、古き良き時代の面影を未来に伝えるという取り組みが始まり、現在の「門司港レトロ」として生まれ変わり、年間200万人を超える観光客が訪れる地として復活しました。
門司港レトロを散策しよう♪
「門司港レトロ」は散策するだけで、まるで外国の港町に迷い込んだような気分になれる素敵なエリアです。明治から昭和初期にかけて作られた歴史的な建物が今でも残されていますので、その中から見どころをいくつかご紹介します。
JR門司港駅
まずは、門司港レトロのシンボル「JR門司港駅」。明治二十四年に建てられた駅舎で、ピンクの外壁に緑の屋根、左右対称のネオ・ルネッサンス様式の木造建築です。駅舎としては日本で初めて国の重要文化財に指定されました。
©門司港レトロインフォメーション
©北九州市観光課
旧大阪商船
「旧大阪商船」。大正6年に建てられた大阪商船門司支店を修復したもので、オレンジ色のタイルに白い石のラインが入った外観と八角形の塔屋が特徴的な建物です。現在はホールやギャラリーとして公開されています。
©門司港レトロインフォメーション
旧門司三井倶楽部
「旧門司三井倶楽部」。大正10年に三井物産の社交倶楽部として建てられたもの。アインシュタインが来日した際に宿泊した場所で、現在、レストランやイベントホール、アインシュタインメモリアルルームとして公開されています。
©門司港レトロインフォメーション
門司税関
「門司税関」。明治45年に建造され、昭和初期までは、税関庁舎として使用されていました。現在は、休憩室やギャラリーとして公開されています。
©門司港レトロインフォメーション
三宜楼
「三宜楼」。昭和6年に建てられた数寄屋造りの料亭。現存する料亭の建屋では九州最大級のもので、床の間、欄間、下地窓など当時の意匠がそのまま残されています。
©門司港レトロインフォメーション
門司港レトロは、歴史ある建築物とともに商業施設なども充実した人気のスポット。古き良き時代と現代が融合した素敵な街をゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか?
名称 | 門司港レトロエリア |
場所 | 福岡県北九州市門司区港町 |
HP | 門司港レトロインフォメーション |