岩手県の県庁所在地である盛岡市。遠くに岩手山や早池峰山を望み、盛岡市の中心部には中津川が流れる風光明媚な街です。また、市街地には、ござ九や木津屋本店などの藩政時代の商家や、岩手銀行赤レンガ館などの明治期のモダン建築など、歴史を感じさせるスポットが点在。毎年8月には、東北を代表する祭り・さんさ踊りが開催されるなど、貴重な文化や歴史にも触れることができる魅力的な街です。そこで今回は、盛岡の定番から穴場までの観光スポットや季節のイベント、絶品のご当地グルメなどをご案内しながら、岩手県盛岡市の魅力をご紹介します。
定番から穴場まで!盛岡の観光スポット41選
1. 岩手銀行赤レンガ館
photo by 岩手県観光協会
明治44年に旧盛岡銀行本店として建築された建物で、国の重要文化財に指定されています。JR東京駅駅舎が代表作の「辰野式」建築の1つで、ルネッサンス様式を基調にした赤レンガ造りに白色花こう岩の帯とドーム屋根の組み合わせが印象的で、盛岡のシンボルの1つとなっています。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 岩手銀行赤レンガ館 |
住所 | 岩手県盛岡市中ノ橋通り1-2-20 |
電話 | 019-622-1236 |
営業時間 | 10時~17時 火曜日定休 |
料金 | 一般:300円、小中学生:100円 |
HP | 岩手銀行赤レンガ館 |
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2. 盛岡城跡公園(岩手公園)
photo by 岩手県観光協会
南部信直が築城し、1633年(寛永10)に完成した南部藩主居城の旧跡。現在は内堀・石垣に往時を偲ぶだけですが、岩手公園として市民の憩いの場となっています。春の桜や秋の紅葉、梅林、藤棚、アジサイ、バラ園などもあり、四季を通じて花々が彩りを添えてくれます。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 盛岡城跡公園(岩手公園) |
住所 | 岩手県盛岡市内丸1-37 |
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3. 盛岡八幡宮
photo by 旅時間
盛岡の総鎮守とされ、例祭の山車行事、流鏑馬神事で知られています。1062年に前九年の役で源頼義・義家父子が必勝武運を祈願して創建。品陀和気命(第15代応神天皇)が祀られ、農業、工業、商業、学問、衣食住など人間生活の根源の神として昔から地域の人々の多大なる崇敬を集め、現在でも多くの参拝者が訪れます。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 盛岡八幡宮 |
住所 | 岩手県盛岡市八幡町13-1 |
電話 | 019-652-5211 |
HP | 盛岡八幡宮 |
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4. 石川啄木記念館
photo by 岩手県観光協会
石川啄木の生誕100周年を記念して建設された文学ミュージアムで、啄木の理想の「我が家」をイメージして白い洋館風の造りになっています。ふるさとの地、渋民から盛岡、北海道、東京と啄木が歩んだ軌跡に合わせて「啄木文学の揺籃・原点」「あこがれの世界」「林中の生活」「北への漂泊」「東京時代」と展示コーナーが分かれており、啄木直筆のノートや日誌、写真、衣服など数多くの遺品や啄木ゆかりの資料が展示されています。
名称 | 石川啄木記念館 |
住所 | 岩手県盛岡市玉山区渋民字渋民9 |
電話 | 019-683-2315 |
営業時間 | 9時~17時(11月~3月は16時30分まで) 月曜日定休 |
料金 | 大人:300円、高校生:200円、小中学生:100円 |
HP | 石川啄木記念館 |
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5. 旧渋民尋常小学校
photo by 岩手県観光協会
石川啄木の母校であり、代用教員時代に教鞭をとったこともあるゆかりの校舎。石川啄木記念館の敷地内にあり、校舎は当時のまま保存されています。盛岡市指定文化財となっています。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 旧渋民尋常小学校 |
住所 | 岩手県盛岡市玉山区渋民字渋民9 石川啄木記念館内 |
電話 | 019-683-2315(石川啄木記念館) |
営業時間 | 9時~17時(11月~3月は16時30分まで) 月曜日定休 |
料金 | (石川啄木記念館)大人:300円、高校生:200円、小中学生:100円 |
HP | 旧渋民尋常小学校 |
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6. 石割桜
photo by 岩手県観光協会
盛岡地方裁判所内にある樹齢350年を超えるエドヒガンザクラ。周囲21mの花崗岩を割って、生育していることからその名が付けられました。国の天然記念物に指定されています。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 石割桜 |
住所 | 岩手県盛岡市内丸9-1盛岡地方裁判所 |
電話 | 019-604-3305 |
時期 | (桜の見頃)4月中旬~4月下旬 |
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7. 紺屋町番屋
1891年に建てられた盛岡消防よ組番屋で、今もなお現役で使われています。大正期の木造洋風建築の典型とされ、消防施設の変遷を知る貴重な建物として盛岡市の保存建造物指定を受けています。
名称 | 紺屋町番屋 |
住所 | 岩手県盛岡市紺屋町4-33 |
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8. ござ九・森九商店
江戸後期から明治にかけて建てられた豪商の家屋で、藩政時代の町屋建築がそのままに残されています。城壁と貼り瓦、格子戸の低い屋根の建物が特徴的で、今でも日常品などを取り扱うお店として営業しています。
photo by 岩手県観光協会
名称 | ござ九・森九商店 |
住所 | 岩手県盛岡市紺屋町1-31 |
電話 | 019-622-7129 |
営業時間 | 8時30分~17時30分 日曜日定休 |
HP | ござ九・森九商店 |
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9. 木津屋本店
photo by 旅時間
木津屋本店は天保5年(1834年)に建てられた藩政時代の豪商家です。江戸時代の城下町の玄関口にあたる惣門にあり、その当時の商家の面影を残す数少ない町家の1つです。保存状態が良く、盛岡市の代表的な町屋建築として岩手県の有形文化財に指定されています。
名称 | 木津屋本店 |
住所 | 岩手県盛岡市南大通り2-3-20 |
HP | 木津屋本店 |
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10. 岩洞湖
photo by 岩手県観光協会
岩洞湖(がんどうこ)は、北上山地に静かに佇む日本一美しいと称される人造湖です。春・夏はスズラン・ミズバショウ、秋は紅葉の名所となります。冬はワカサギ釣りが有名で、本州一の極寒の地で寒さを楽しむイベントである岩洞湖氷上まつりも開催されます。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 岩洞湖 |
住所 | 岩手県盛岡市玉山区薮川字外山 |
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11. 岩山展望台
photo by 岩手県観光協会
岩山公園は盛岡市内中心部より車で東へ15分ほどに位置する公園で、山頂(標高340m)の展望台からは、盛岡市内や、岩手山をはじめとする北奥羽連山を一望できます。夜景スポットとしても人気で、360度のパノラマ夜景が楽しめます。山頂周辺は石川啄木が好んだことから「啄木望郷の丘」として整備されており、「啄木詩の道」には啄木像のほか、啄木の詩碑が10基あります。
名称 | 岩山展望台 |
住所 | 岩手県盛岡市新庄字岩山52 |
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12. 桜山神社
photo by 岩手県観光協会
寛延2年(1749)創建。社殿が盛岡城三の丸跡にあり、南部藩の総鎮守として篤く信仰された神社です。神宝として南北朝初期の国長作と伝えられる刀が所蔵され、国の重要文化財に指定されています。境内には時鐘があり、江戸時代に日影門外の鐘楼で城下に時を告げたものであると言われています。
名称 | 桜山神社 |
住所 | 岩手県盛岡市内丸1-42 |
電話 | 019-622-2061 |
HP | 桜山神社 |
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13. 渋民公園
photo by 岩手県観光協会
北上川のほとりに広がる公園で石川啄木の歌碑が建てられています。啄木の歌碑には「やはらかに柳あをめる北上の岸邊目に見ゆ泣けとごとくに」 と刻まれ、大正11年4月に建立。園内には、啄木グッズや地元野菜を販売する売店もあります。
名称 | 渋民公園 |
住所 | 岩手県盛岡市玉山区渋民字鶴塚5-5 |
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14. 大慈清水
photo by 岩手県観光協会
大慈清水は、古くから鉈屋町通りにある共同井戸で、今でも生活用水として利用されています。雛壇形式の箱で造られていて、上から順に飲み水、米研ぎ、洗い水、足洗いに分かれています。周辺には水の恵みを受けて製造をしている造り酒屋や豆腐屋、こんにゃく屋、蕎麦屋なども多く存在しています。
名称 | 大慈清水 |
住所 | 岩手県盛岡市鉈屋町 |
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15. 大慈寺
photo by 旅時間
寛文13年(1673)創建。明治17年の火災で焼失しましたが、原敬の篤志により山門や蔵裏などが建てられました。山門は明治38年に建てられた竜宮門と呼ばれる中国様式の門で、盛岡市の保存建造物に指定されています。境内には原敬の墓所があります。
photo by 旅時間
名称 | 大慈寺 |
住所 | 岩手県盛岡市大慈寺町5-6 |
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16. 啄木新婚の家
photo by 岩手県観光協会
明治38年、新婚の石川啄木が妻・節子と啄木の両親、妹と1ヶ月間暮らした家です。その時の様子は随筆「我が四畳半」に描かれています。啄木の書や写真、節子が愛用した琴などが展示されています。
名称 | 啄木新婚の家 |
住所 | 岩手県盛岡市中央通3-17-18 |
営業時間 | (4月~11月)8時30分~18時/(12月~3月)9時~16時 ※12月~3月は、火曜日定休 |
料金 | 入場無料 |
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17. 中津川
photo by 岩手県観光協会
盛岡市の中心部を流れる中津川。市街地にありながら、自然環境に大変恵まれ、春は色とりどりの花が咲き誇り、秋にはサケが遡上する清らかな流れは、観光客や市民の憩いの場として親しまれています。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 中津川 |
住所 | 岩手県盛岡市 |
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18. 上の橋 擬宝珠
photo by 岩手県観光協会
上の橋は、南部藩主利直公が盛岡城を築くと同時に中津川に架けた橋です。欄干を飾る青銅製の擬宝珠18個は国の重要美術品に指定されています。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 上の橋 擬宝珠 |
住所 | 岩手県盛岡市上ノ橋町 |
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19. 原敬記念館
photo by 岩手県観光協会
日本最初の政党内閣を組織し、平民宰相と呼ばれた第19代首相・原敬の偉業を顕彰する記念館です。原敬日記の原本を始め、遺品・書簡・関係文書・刺殺された際の着衣など、貴重な資料が多数展示されています。
名称 | 原敬記念館 |
住所 | 岩手県盛岡市本宮4-38-25 |
電話 | 019-636-1192 |
営業時間 | 9時~17時(入館は16時30分まで) 月曜定休 |
料金 | 大人:200円、小・中学生:50円 |
HP | 原敬記念館 |
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20. 岩手県立美術館
photo by 岩手県観光協会
2001年にオープンした岩手県立美術館は、盛岡市中央公園に位置しています。郷土の美術家である萬鐡五郎、松本竣介、舟越保武らの作品を中心に展示し、国内外の美術を学べるよう、様々なテーマによる企画展を開催しています。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 岩手県立美術館 |
住所 | 岩手県盛岡市本宮字松幅12-3 |
電話 | 019-658-1711 |
営業時間 | 9時30分~18時(入館は17時30分まで) 月曜日定休 |
料金 | 大人:400円、大学・専門生:300円、高校生以下無料 |
HP | 岩手県立美術館 |
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21. 光原社
photo by morioka-kogensya.sakura.ne.jp
宮沢賢治の代表作「注文の多い料理店」を発刊した出版社です。現在は国内外の民芸品を扱うお店ですが、中庭には童話「鳥の北斗七星」の一部を刻んだ石柱が建っています。その一角にはアンティーク調の家具が並ぶ雰囲気のよい喫茶室・可否館などもあります。
photo by morioka-kogensya.sakura.ne.jp
名称 | 光原社 |
住所 | 岩手県盛岡市材木町2-18 |
電話 | 019-622-2894 |
営業時間 | 10時~18時(1月5日~3月14日は~17時30分) 毎月15日定休 |
HP | 光原社 |
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22. 報恩寺
photo by 岩手県観光協会
報恩寺は、1394年(応永元年)に南部守行によって創建された曹洞宗の古刹。羅漢堂に納められる五百羅漢は、京都の九人の仏師により、享保16年(1731)から4年を費やして制作されました。全て木彫りの漆塗で、中にはマルコポーロ、フビライの像もあります。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 報恩寺 |
住所 | 岩手県盛岡市名須川町31-5 |
電話 | 019-651-4415 |
営業時間 | 9時~16時 |
料金 | 大人:300円、小学生:100円 |
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23. 盛岡市先人記念館
photo by 岩手県観光協会
盛岡出身者をはじめ、盛岡にゆかりの深かった先人たちの偉業を紹介する人物記念館です。新渡戸稲造、米内光政、金田一京助など、政治や経済、文化などの分野で活躍した先人たちの遺品や著書、資料などが展示されています。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 盛岡市先人記念館 |
住所 | 岩手県盛岡市本宮字蛇屋敷2-2 |
電話 | 019-659-3338 |
営業時間 | 9時~17時(入館は16時30分まで) 月曜日定休 |
料金 | 大人:300円、高校生:200円、小・中学生:100円 |
HP | 盛岡市先人記念館 |
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24. 盛岡市動物公園
photo by acebook.com/moriokazoo
平成元年に開園した盛岡市の動物園で、約100種800頭の動物達に会うことができます。広大な園内は自然の地形や植生をできるだけ生かす設計がされており、動物の飼育展示だけでなく、動物と触れ合うコーナーや自然観察会なども開催されています。
名称 | 盛岡市動物公園 |
住所 | 岩手県盛岡市新庄字下八木田60-18 |
電話 | 019-654-8266 |
営業時間 | 9時30分~16時30分 水曜日定休 |
料金 | 一般:500円、中学生以下:無料 |
HP | 盛岡市動物公園 |
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25. 盛岡信用金庫本店(旧貯蓄銀行)
盛岡出身の葛西萬司の設計で昭和2年(1927)に建てられた近代建築です。ギリシャ風の要素を取り入れ、1階から2階まで伸びる6本の太い円柱、花崗岩に施した石彫りのパターンなどが銀行の持つ重厚で誠実な印象を引き立ています。盛岡市の保存建造物に指定されています。
名称 | 盛岡信用金庫本店(旧貯蓄銀行) |
住所 | 岩手県盛岡市中ノ橋通1-4-6 |
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26. もりおか啄木・賢治青春館
photo by 岩手県観光協会
明治43年に竣工した旧第九十銀行を保存活用した石川啄木と宮沢賢治のテーマ館です。盛岡で青春時代をおくった啄木と賢治の生い立ちやゆかりの人々などを、当時が偲ばれる写真を使ったパネルで紹介しています。企画展やコンサートも開催され、館内には喫茶コーナーやショップもあります。
photo by 岩手県観光協会
名称 | もりおか啄木・賢治青春館 |
住所 | 岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-25 |
電話 | 019-604-8900 |
営業時間 | 10時~18時 第2火曜日定休 |
料金 | 入館無料 ※2階展示ホールは有料の場合があり |
HP | もりおか啄木・賢治青春館 |
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27. 十六羅漢
photo by 旅時間
盛岡藩の四大飢饉の餓死者を供養するために造られた16体の羅漢と5体の如来像。下絵は藩の御絵師狩野林泉が描き、石材は飯岡山から切り出し、藩の御用職人の石工7人が13年の歳月を費やし完成させたと言われています。
photo by 旅時間
名称 | 十六羅漢 |
住所 | 岩手県盛岡市茶畑2-1 |
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28. 深沢紅子 野の花美術館
photo by 岩手県観光協会
盛岡市出身の画家・深沢紅子氏の美術館です。深沢家から寄贈された野の花の水彩画200点を中心に展示しています。季節ごとに展示内容も変わり、様々なテーマで企画展を開催しています。
名称 | 深沢紅子 野の花美術館 |
住所 | 岩手県盛岡市紺屋町4-8 |
電話 | 019-625-6541 |
営業時間 | 10時~17時 月曜日定休 |
料金 | 大人:500円、大・高校生:300円、小・中学生:200円 |
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29. 円光寺
寛文年間(1661年~73年)に生連社良往上人によって創建された「円光寺」。盛岡市の保存建築物に指定されています。盛岡出身の内閣総理大臣・米内光政の菩提寺でもあります。本堂正面の夫婦カツラは推定樹齢300年、雌木は幹囲5.9m、樹高約22m、雄木は幹囲5.4m、樹高約20mもの巨木で、盛岡市の天然記念物に指定されています。
名称 | 円光寺 |
住所 | 岩手県盛岡市南大通3-11-49 |
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30. 岩手県公会堂
photo by 岩手県観光協会
昭和2年(1927年)に昭和天皇のご成婚を記念して建設されました。日比谷公会堂と同じ佐藤功一による設計で、外壁をレンガで飾ったモダンな造りは当時から注目を浴びています。県会議事堂、大ホール、西洋料理店、皇族・貴族方の宿泊所の4つの機能を持っていましたが、現在は、県民向けの文化施設として利用されています。
名称 | 岩手県公会堂 |
住所 | 岩手県盛岡市内丸11-2 |
電話 | 019-623-4681 |
営業時間 | 9時~17時30分 第3月曜日定休 |
HP | 岩手県公会堂 |
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31. 南昌荘
photo by flickr.com/TANAKA Juuyoh
南昌荘は盛岡出身の実業家・瀬川安五郎の邸宅として明治18年頃に建てられ、現在は、盛岡市の保護庭園・保護建造物に指定されています。1000坪以上の広大な敷地には、池泉回遊式の庭園を有し、伊藤博文や原敬など数多くの著名人も訪れています。
photo by flickr.com/@yb_woodstock
名称 | 南昌荘 |
住所 | 岩手県盛岡市清水町13-46 |
電話 | 019-604-6633 |
営業時間 | (4月~11月)10時~17時/(12月~3月)10時~16時 月・火曜日定休 |
料金 | 大人:200円、小・中学生:100円 |
HP | 南昌荘 |
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32. 盛岡天満宮
photo by 岩手県観光協会
盛岡天満宮は、石川啄木がよく読書や散歩で訪れた場所として知られています。境内には啄木お気に入りの「狛犬さま」があり、今は啄木の歌碑の上に鎮座しています。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 盛岡天満宮 |
住所 | 岩手県盛岡市新庄町5-43 |
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33. 岩鋳鉄器館
photo by facebook.com/iwachu.japan
鉄瓶・鍋・置物などの南部鉄器を販売しているほか、実際に職人が南部鉄器を1つ1つ丹精込めて作る作業行程を見学することができます。展示ギャラリー、盛岡の名産品の販売や郷土料理が食べられるレストランも併設しているテーマパーク型の工場です。
photo by facebook.com/iwachu.japan
名称 | 岩鋳鉄器館 |
住所 | 岩手県盛岡市南仙北2-23-9 |
電話 | 019-635-2505 |
営業時間 | 8時30分~17時30分 火曜日定休 |
料金 | 入場無料 |
HP | 岩鋳鉄器館 |
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34. 神子田の朝市
photo by 岩手県観光協会
長年、「盛岡の台所」として親しまれている神子田(みこだまち)の朝市。午前5時から8時30分まで、年間300日以上開催されています。農家の人達が持ち寄った新鮮な野菜や山菜、果物、漬物など100軒以上が立ち並び、朝市としては日本最大規模です。
名称 | 神子田の朝市 |
住所 | 岩手県盛岡市神子田町 |
電話 | 019-652-1721 |
営業時間 | 5時~8時30分 月曜日定休 |
HP | 神子田の朝市 |
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35. 材木町よ市
photo by 岩手県観光協会
盛岡市材木町では毎週土曜日に開催される路上買い物市「よ市」。イーハトーブアベニューに約100店舗のお店が出店し、新鮮な野菜や果物、漬物などが格安で販売されています。
名称 | 材木町よ市 |
住所 | 岩手県盛岡市材木町 |
営業時間 | (4月~11月の土曜日)15時10分~18時30分頃 |
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36. 一茶寮
一茶寮は黒漆喰(しっくい)塗の築200年以上の土蔵を利用した喫茶店です。天井の高い蔵内をやさしく照らすランプの灯りと懐かしさあふれる調度品に心が和みます。1階はギャラリー(彩園子)になっており、写真、絵画、オブジェなど毎週入れ代わる様々な現代アートが鑑賞できます。
名称 | 彩園子 一茶寮 |
住所 | 岩手県盛岡市上ノ橋町1-48 |
電話 | 019-653-4646 |
営業時間 | (一茶寮)10時~19時 日曜日定休 |
HP | 彩園子 一茶寮 |
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37. もりおか歴史文化館
photo by facebook.com/morirekipr
2011年に盛岡城跡公園(岩手公園)内に開館。1階では盛岡の祭り(チャグチャグ馬コ・さんさ踊りなど)や文化を紹介し、2階では盛岡藩の歴史や南部家ゆかりの品々を展示しています。町なか情報センターやお休み処もあり、盛岡の街歩き観光の拠点として嬉しい施設です。
photo by facebook.com/morirekipr
名称 | もりおか歴史文化館 |
住所 | 岩手県盛岡市内丸1-50 |
電話 | 019-681-2100 |
営業時間 | (4月~10月)9時~19時/(11月~3月)9時~18時 第3火曜日定休 |
料金 | 入館無料/(2階「歴史常設展示室」)大人:300円、高校生:200円、小・中学生:100円 |
HP | もりおか歴史文化館 |
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38. 盛岡手づくり村
photo by 岩手県観光協会
盛岡手づくり村では、盛岡の工芸品、民芸品、食べ物などの手づくり体験ができる工房があり、チャグチャグ馬コ人形やホームスパン、南部せんべいなど親子で楽しめる内容になっています。また、3500種類以上の地場産品が展示販売されています。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 盛岡手づくり村 |
住所 | 岩手県盛岡市繋字尾入野64-102 |
電話 | 019-689-2201 |
営業時間 | 8時40分~17時 |
料金 | 入村料無料(展示資料室は100円) |
HP | 盛岡手づくり村 |
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39. みちのくあかね会
photo by facebook.com/みちのくあかね会
戦後、夫や家族を亡くした女性たちに希望と生きる糧を与えるために始められたのが「みちのくあかね会」のルーツ。ここでは、染色から織りまですべて手作業で行う本来の手作り品にこだわり、イギリス伝統のホームスパンの技術を受け継いでいます。ホームスパンの工程見学や実際の制作も体験することができます。
photo by facebook.com/みちのくあかね会
名称 | みちのくあかね会 |
住所 | 岩手県盛岡市名須川町4-30 |
電話 | 019-622-2648 |
営業時間 | 10時~16時 土・日・祝定休 |
HP | みちのくあかね会 |
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40. らら・いわて 盛岡店
盛岡城跡公園(岩手公園)のすぐそばにあり、南部鉄器などの工芸品、銘菓、地酒など岩手県内の特産品が一堂に揃う物産館です。各地の特産品フェアなどの催し物も開催されています。
名称 | らら・いわて 盛岡店 |
住所 | 岩手県盛岡市菜園1-3-6 農林会館1F |
電話 | 019-626-8178 |
営業時間 | 10時~18時30分 第2水曜日定休 |
HP | らら・いわて 盛岡店 |
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41. プラザおでって
photo by 岩手県観光協会
中の橋の近くに立つ観光文化交流センターで、盛岡弁で「おいでください」という言葉から名付けられました。2階の観光文化情報プラザでは盛岡広域の観光情報を提供、6階には盛岡に縁のある著名人の書簡等を展示する「盛岡てがみ館」、1階には特産品を販売する「産直夢街道」などがあります。
名称 | プラザおでって |
住所 | 岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-10 |
電話 | 019-604-3305 |
HP | プラザおでって |
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盛岡観光に便利な循環バス
42. 盛岡都心循環バス「でんでんむし」
盛岡の観光には、100円バス・盛岡都心循環バス「でんでんむし」が便利です。市内の主要スポットを巡るバスで、当日に限り何回でも乗り降り自由な一日乗車券も300円で販売されていますので、盛岡市の観光にぜひご利用ください。
盛岡のご当地グルメや名産もどうぞ
43. 盛岡冷麺
photo by 岩手県観光協会
盛岡冷麺は、小麦粉とじゃがいものでんぷんから作ったコシの強い麺が特徴で、牛骨からとったダシで作ったあっさりしたピリ辛スープで、大根やキャベツの酸味のあるキムチと一緒にいただきます。
44. じゃじゃ麺
photo by 岩手県観光協会
じゃじゃ麺は、茹でた平たいうどんに特製肉味噌をかけたもの。キュウリとネギの具とともに、好みに応じてニンニクや生姜、ラー油、酢を加え、よく混ぜていただきます。麺を食べ終わった後は卵を割り入れ、肉味噌とゆで汁を加えて作る「鶏卵湯(チータンタン)」スープがおすすめです。
photo by 岩手県観光協会
45. 盛岡駄菓子
photo by 岩手県観光協会
盛岡駄菓子は、その土地で採れた米類や豆類などで作られ、保存食として食べられていたのが始まりと言われています。その後、水飴や黒砂糖などが使われるようになると、駄菓子と呼ばれるようになり、子供のおやつや祝儀・仏事用のお菓子として親しまれるようになりました。味噌ぱん、はっか糖、たんきり、ごまねじり、石衣、焼酎糖などがあります。
46. 南部鉄器
photo by 岩手県観光協会
岩手県の代表的な伝統工芸品である南部鉄器。盛岡の鉄器は17世紀初め、盛岡藩主南部氏が盛岡城築城の折、京から釜師を呼び、茶の湯釜を作らせたのが始まりと言われています。以後、良質な材料にも恵まれ、藩の庇護の下、茶具や鉄瓶を中心に発展を遂げました。南部鉄器は沸かした湯が冷めにくい特徴をもっており、また、体に吸収されやすい鉄が溶けだすため、貧血防止に役立つことが立証されています。
盛岡の伝統の祭りや季節のイベント
47. 盛岡さんさ踊り
photo by 岩手県観光協会
「さんさ踊り」は藩政時代から伝わる盆踊りで、その昔三ツ石神社の境内で、人々が悪鬼退散を喜んで踊ったのが始まりといわれています。現在では踊り手、笛、太鼓あわせて約3万の群衆となり、マーチングバンドのパレードも祭りを一層盛り上げます。東北六大祭りの1つに数えられています。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 盛岡さんさ踊り |
日程 | 毎年8月1日~8月4日 |
会場 | 岩手県盛岡市中央通ほか |
HP | 盛岡さんさ踊り |
48. 盛岡花火の祭典
photo by 岩手県観光協会
「盛岡花火の祭典」は、昼花火、郷土芸能の披露の後、夜花火は四部構成になっています。4号玉~10号玉の大小様々な花火から、創作花火、連発花火、特大スターマインまで多彩なラインナップで、盛岡の夜空を華やかに彩ります。1時間に約1万発の花火が次々と打ち上げられるダイナミックな花火大会です。
名称 | 盛岡花火の祭典 |
日程 | 毎年8月上旬 |
会場 | 岩手県盛岡市 都南大橋下流河川敷 |
HP | 盛岡花火の祭典 |
49. 盛岡秋まつり~八幡宮祭典~
盛岡八幡宮祭りは、1709年に南部藩20万石の城下町23町が完成したのを祝い、各町から1台ずつ山車を奉納したことが始まりと言われています。祭りのみどころは、町内の山車が勢ぞろいする山車行列。山車は英雄豪傑の人形と多くの造花で飾られ、それぞれの台に約200人の若衆がつき、南部独特の音頭をとり、太鼓を打ち鳴らしながら市内を練り歩きます。最終日は八幡宮で古式ゆかしいやぶさめが行われます。
名称 | 盛岡秋まつり~八幡宮祭典~ |
日程 | 毎年9月14日~9月16日 |
会場 | 岩手県盛岡市八幡町13-1 盛岡八幡宮 |
50. 盛岡さくらまつり
photo by 岩手県観光協会
盛岡さくらまつりは、桜の名所で有名な盛岡城跡公園と高松の池の2か所で開催されます。盛岡城跡公園は約200本、高松の池は約1000本の桜が咲き乱れ、夜はぼんぼりが灯され、夜桜も楽しめます。
photo by 岩手県観光協会
名称 | 盛岡さくらまつり |
日程 | 毎年4月中旬~5月上旬 |
会場 | 岩手県盛岡市内丸1 盛岡城跡公園、高松の池 |
51. いしがきミュージックフェスティバル
photo by facebook.com/ishigakimusicfestival
盛岡城跡公園を主会場に盛岡市内の複数の会場で開催される音楽フェスティバル。総勢100組を超える有名アーティスト・地元アーティストが盛岡に大集結し、盛岡市内の至る所で熱い音楽を奏でます。観覧無料の大人気イベントです。
名称 | いしがきミュージックフェスティバル |
日程 | 毎年9月中旬 |
会場 | 岩手県盛岡市内丸1 盛岡城跡公園ほか |
HP | いしがきミュージックフェスティバル |
52. もりおか雪あかり
photo by 岩手県観光協会
「もりおか雪あかり」では、盛岡市内の12か所で約4万個のスノーキャンドルが灯され、ライトアップされた氷の彫刻や、雪像などが楽しめます。雪あかりの灯が盛岡市内を温かく照らす冬の一大イベントです。
photo by 岩手県観光協会
名称 | もりおか雪あかり |
日程 | 毎年2月中旬 |
会場 | 岩手県盛岡市 盛岡城跡公園、もりおか歴史文化館など |
HP | もりおか雪あかり |
最後に
岩手銀行赤レンガ館や石割桜、宮沢賢治や石川啄木ゆかりの場所など、見どころの多い盛岡市。盛岡冷麺やじゃじゃ麺などの食も外せませんね。盛岡市へ観光に出かける際には是非参考にしてみてください。