大内宿(おおうちじゅく)
福島県南会津郡下郷町、江戸時代の町並みを今に残す「大内宿」。江戸時代には、会津と日光を結ぶ会津西街道の宿場町として栄え、参勤交代や旅の要所として重要な役割を果たした地域でした。
田園の中の旧街道沿いには茅葺き屋根の建屋が軒を連ね、日本の原風景そのままの景観を今に残しています。昭和56年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
大内宿の本陣跡には、建屋が復元され、当時の風習を伝える写真や生活用具が展示されています。
大内宿は、高倉宮以仁王が平家追討に失敗した際に潜伏した地とも言われ、街道沿いに建つ鳥居を進むと、高倉宮似仁王を祀った「高倉神社」があります。高倉神社も大内宿の見どころの一つです。
冬の見どころ「大内宿雪まつり」
これから雪に覆われる冬の大内宿。
冬の見どころは、毎年2月第2土日に開催される「大内宿雪まつり」。毎年2万人超が訪れる冬の一大イベントです。
目玉は、下帯姿の男性たちが宿場内の雪燈籠に御神火を付けて行く「御神火載火(ごじんかたいか)」と花火大会。夏とはまた違った大内宿の風情を楽しめます。
雪で作った灯篭が優しく灯り、雪化粧した大内宿が幻想的な光りで包まれます。
大内宿名物の「ねぎそば」
大内宿に行ったら是非食べて頂きたいのが名物「ねぎそば」。
ねぎそばの一番の特徴は長ネギを箸代わりに用いること。ネギ、大根の辛みと蕎麦の風味が口の中で混ざり合い、独特な味わいが楽しめます。観光客の中にはこの「ねぎそば」を目当てに大内宿を訪れる人もいるほどです。
まさに日本の原風景といった雰囲気の「大内宿」。是非訪れてみてください。
MEMO
名称 | 大内宿(おおうちじゅく) |
住所 | 福島県南会津郡下郷町大字大内字山本 |
HP | 大内宿観光協会 |