世界自然遺産「知床」
世界自然遺産に登録されている「知床」。北海道東部、オホーツク海に長く突き出た半島で、独特な生態系を確立し、奇跡的な大自然が残されている日本最後の秘境ともいわれる場所。今回は、そんな知床にある「ポンホロ沼」をご紹介します。
幻の沼「ポンホロ沼 」
「ポンホロ沼 」は、知床半島を覆う原生林の窪地に雪解け水が集まってできる沼。
春に姿を現し、夏を向かえると姿を消すため幻の沼と呼ばれています。
満々と水を湛えていた沼が、雪解けが終わるとこんな感じに。夏を向かえると、徐々に水は干上がり、その後は草原になってしまいます。
アイヌ語で「ポン」は大きい、「ホロ」は小さいを表すそうで、「ポンホロ沼 」はアイヌ語で「小さい大きい沼」という意味。先住民のアイヌの人たちも、水量の移り変わりで、沼が大きくなったり、小さくなったりするのを見て「ポンホロ」と呼んだんですね。
ガイドツアーへの参加がおススメ
ポンホロ沼へは誰でも立ち入ることができますが、道が整備されているわけでもなく、ヒグマと遭遇することも珍しくない山林を進んで行きますので、ガイドツアーへの参加がおススメです。知床森林生態系保全センターなどがポンホロ沼を見学するイベントを開催していますので、問合せてみてください。
知床のパワースポットとしても知れれる「ポンホロ沼」。一度は行ってみたいスポットです。
名称 | ポンホロ沼 |
場所 | 北海道斜里郡斜里町ウトロ(知床国立公園内) |
HP | 知床自然センター |