この記事の目次
旅行予約サイト「楽天トラベル」が、実際に世界遺産がある観光地に訪れた人が選んだ「本当に行ってよかった日本の世界遺産ランキング」を発表しました。第1位に輝いたのはどこでしょうか!
10位:富士山-信仰の対象と芸術の源泉/山梨県・静岡県
日本最高峰であり、日本を象徴する山として海外でも広く知られている「富士山」。成層火山としての美しさ、そして、日本人の自然に対する信仰の在り方や日本に独特の芸術文化に影響を与えたことが評価され、2013年に世界文化遺産に登録されました。
9位:日光の社寺/栃木県
photo by flickr/hiyang.on.flickr
徳川家康を祀る「日光東照宮」、日光山信仰の始まりとなった古社「二荒山神社」、天台宗三本山の一つに数えられる「日光山輪王寺」の2社1寺をはじめとする建造物群をとりまく遺跡、文化的景観が世界文化遺産に登録されています。
8位:原爆ドーム/広島県
核兵器の廃絶と恒久平和の大切さを世界へ訴えるシンボル「原爆ドーム」。もともとは、大正4年(1915年)に広島県の物産品を販売する施設として建てられ、美術展覧会や博覧会も催されていたそうです。
7位:法隆寺地域の仏教建造物/奈良県
photo by flickr/Kennosuke Yamaguchi
法隆寺の建造物47棟と法起寺の三重塔を加えた48棟が世界文化遺産に指定されています。607年創建と伝わる法隆寺。境内は大きく西院と東院、子院群から構成され、国宝・重要文化財の建築物だけでも55棟に及びます。なかでも金堂、五重塔、中門、回廊は、7世紀後半から8世紀初頭に再建されたと伝わり、木造建築としては世界最古と言われています。
6位:屋久島/鹿児島県
photo by flickr/Alejandro Quintero
樹齢7200年といわれる「縄文杉」や、もののけ姫のモデルになった苔むす森「白谷雲水峡」など神秘的な世界が広がる屋久島。島の面積の21%にあたる場所が世界自然遺産に登録されています。
5位:白川郷・五箇山の合掌造り集落/岐阜県・富山県
岐阜県の白川郷と富山県の五箇山にある合掌造り家屋の集落群。合掌造り家屋が険しい豪雪に耐え養蚕するために工夫された独特な特徴を持ち、集落の見事な自然景観が評価され、世界文化遺産に登録されました。茅葺き屋根の家屋が点在する景色は、日本人が「ふるさと」に対して抱くイメージ通りの風景が広がっています。
4位:知床/北海道
北海道東部、オホーツク海に長く突き出た半島で、独特な生態系を確立し、奇跡的な大自然が残されている日本最後の秘境ともいわれる地「知床」。知床半島とその沿岸海域が世界自然遺産に登録されています。
3位:姫路城/兵庫県
photo by 兵庫県姫路市
photo by 兵庫県姫路市
築城から400年以上の歴史を誇る日本を代表する名城「姫路城」。羽柴秀吉が中国征伐の拠点として築いた3層の城を、関が原の戦の後、姫路城主となった池田輝政が慶長6年(1601)から8年の歳月を費やし、現在の5層7階の天守を持つ城へと大改築を行いました。白壁の天守群が空に向かって立ち並び、それが、シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称でも親しまれています。
2位:嚴島神社/広島県
瀬戸内海に浮かぶ宮島は古来から信仰の対象とされてきました。その島の入り江に建てられた「嚴島神社」は、鮮やかな朱塗りの神殿が海にせり出し、海上神殿になっている世界でも珍しい神社です。現在の優美な社殿は、平安時代末期に平清盛が建てたもの。本社拝殿から約200m沖に立つ朱丹の大鳥居は、潮の干満や時間帯でその表情を変える厳島のシンボルです。
1位:古都京都の文化財/京都府
今や世界で最も人気の高い観光都市である「京都」。年間5500万人を超える観光者が国内外から訪れています。清水寺や二条城、平等院、延暦寺など京都府京都市・宇治市、滋賀県大津市に点在する16社寺と1城が世界文化遺産に登録されています。
京都が貫録の第1位でしたが、どの世界遺産も納得のランクインですね。今度の旅行プランの参考にしてみてください。
出典:日本人なら行っておきたい!本当に行ってよかった日本の世界遺産ランキング(楽天トラベル)