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日本は美しい四季に恵まれ、四季折々に違った姿を見せる名所がたくさんあります。今回は、「春夏秋冬訪れたい日本の名所シリーズ」第18弾として、四季を通じて美しい表情を見せる、京都の世界遺産「龍安寺」をご紹介します。
龍安寺(りょうあんじ)
宝徳2年(1450年)に室町幕府の管領だった細川勝元によって創建された禅寺で、妙心寺七刹の一つです。1994年(平成6)12月に世界文化遺産にも登録されています。
龍安寺といえば「石庭」として名高い「方丈庭園」。一面に白砂が敷き詰められた巾30m、奥行10mの庭園に、大小15の石が配され、その配置から「虎の子渡しの庭」とも呼ばれています。
この15個の石は、庭のどこから見ても必ず1個は他の石の陰に隠れるように配置され、見る場所によって見える石も違うといった禅の美を極めた見事な空間になっています。
山門から参道の傍らにある「鏡容池」も見所の一つです。四季折々の景色が美しく、平安時代には石庭よりも有名だったそうで、古くは公卿が船を浮かべて歌舞音曲を楽しんだという池泉回遊式庭園です。
龍安寺の春夏秋冬の風景
【春】石庭を彩るベニシダレザクラ、鏡容池に映えるソメイヨシノなど見所が多く、桜の名所として知られています。
【夏】初夏には鏡容池を覆う睡蓮が高貴な花を咲かせます。
【秋】参道、鏡容池周辺の紅葉は見事で、境内を深紅に染め上げる景色は圧巻です。
【冬】石庭を飾る雪。冬の龍安寺も風情があります。
MEMO
名称 | 龍安寺(りょうあんじ) |
住所 | 京都府京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13 |
時間 | 8時~17時(12~2月は8時30分~16時30分) |
料金 | 大人:500円、小・中学生:300円 |
HP | 龍安寺 |