例年10月頃から見頃を迎える東北地方の紅葉。大自然をまるごと赤く染める東北の紅葉はまさに息をのむ美しさです。今回は、その中から特に美しい東北の紅葉の名所を25か所、ご紹介します。
この記事の目次
- 1. 蔦沼/青森県十和田市
- 2. 奥入瀬渓流/青森県十和田市
- 3. 中野もみじ山/青森県黒石市
- 4. 弘前公園/青森県弘前市
- 5. 川内川渓谷遊歩道/青森県むつ市
- 6. 葛根田渓谷/岩手県雫石町
- 7. 厳美渓/岩手県一関市
- 8. 盛岡市御薬園跡/岩手県盛岡市
- 9. 仙人峠/岩手県釜石市
- 10. 秋保大滝/宮城県仙台市
- 11. 二口峡谷/宮城県仙台市
- 12. 栗駒山・いわかがみ平/宮城県栗原市
- 13. 鳴子峡/宮城県大崎市
- 14. 角館の武家屋敷/秋田県仙北市
- 15. 法体の滝/秋田県由利本荘市
- 16. 田沢湖/秋田県仙北市
- 17. 抱返り渓谷/秋田県仙北市
- 18. 最上峡/山形県戸沢村
- 19. 鳥海山高瀬峡・二の滝/山形県遊佐町
- 20. 山寺/山形県山形市
- 21. 紅葉川渓/山形県山形市
- 22. あづま総合運動公園/福島県福島市
- 23. 五色沼/福島県北塩原村
- 24. 新宮熊野神社/福島県喜多方市
- 25. 塔のへつり/福島県下郷町
1. 蔦沼/青森県十和田市
©青森県観光連盟
©青森県観光連盟
南八甲田にある7つの沼群・蔦七沼(つたななぬま)の中で最も大きい沼。周囲1kmほどの沼の周りはブナの原生林で覆われ、秋になると鮮やかな紅色に染まります。特に早朝の景観は見事で、朝焼けに照らされた紅葉が水面に映る様子は見るものを魅了します。近くには、日帰り入浴もできる蔦温泉もあり、紅葉を眺めながら温泉を楽しむこともできます。
名称 | 蔦沼(つたぬま) |
見頃 | 例年10月中旬~10月下旬 |
住所 | 青森県十和田市大字奥瀬字蔦 |
HP | 十和田市観光協会HP |
2. 奥入瀬渓流/青森県十和田市
©青森県観光連盟
十和田湖の子ノ口から焼山までの約14kmの渓流で、豊かな樹木や十数か所の滝と千変万化の美しい流れや様々な奇岩・奇勝が見事な渓流美を作り出しており、四季折々の自然美を堪能できます。秋には渓流美と紅葉のコントラストが非常に素晴らしく、神秘的な美しさが漂います。
名称 | 奥入瀬渓流 |
見頃 | 例年10月下旬~11月上旬 |
住所 | 青森県十和田市奥瀬 |
3. 中野もみじ山/青森県黒石市
©青森県観光連盟
中野もみじ山はカエデやモミジ、モミの木、大杉などの植物が植えられており、藩政時代に100種類のカエデを植えたのが始まりと言われています。県下一の紅葉狩りの名所で、夜は紅葉のライトアップもあり、月明かりの下、美しく浮かび上がるモミジは幻想的な美しさが漂います。
名称 | 中野もみじ山 |
見頃 | 例年10月下旬~11月上旬 |
住所 | 青森県黒石市南中野 |
4. 弘前公園/青森県弘前市
©青森県観光連盟
©青森県観光連盟
弘前公園内にある弘前城は、津軽藩2代藩主・津軽信枚(のぶひら)が1611(慶長16)年に築城しました。380年を経た今も天守、3つの櫓、5つの城門、三重の水濠が残り、国の重要文化財に指定されています。秋には古城の緑に映えて約1000本の楓をはじめ、モミジやイチョウが鮮やかに色づきます。紅葉のライトアップも行われ、古城の秋を演出します。
名称 | 弘前公園(ひろさきこうえん) |
見頃 | 例年10月中旬~11月上旬 |
住所 | 青森県弘前市下白銀町1 |
時間 | 9時~17時(4月1日~11月23日) |
料金 | 大人:300円、子供:100円(弘前城本丸・北の郭) |
HP | 弘前公園 |
5. 川内川渓谷遊歩道/青森県むつ市
©青森県観光連盟
©青森県観光連盟
川内川渓谷の一帯には4.4kmにわたって遊歩道が整備されており、紅葉と渓谷美をゆっくり楽しむことができます。遊歩道の入口付近にあるあじさい橋からは艶やかに色づいた木々の紅葉が見下ろせ、思わず息を飲む美しさが広がります。見どころが多い遊歩道なので、紅葉散策にはピッタリです。
名称 | 川内川渓谷遊歩道(かわうちがわけいこく) |
見頃 | 例年10月中旬~10月下旬 |
住所 | 青森県むつ市川内町 |
HP | ぐるりんしもきた |
6. 葛根田渓谷/岩手県雫石町
©岩手県観光協会
玄武洞から滝ノ上温泉まで約10kmの渓谷。ブナの原生林をはじめ多様な広葉樹が広がり、秋になるとブナの黄色とモミジなどの赤が美しいコントラストを創り出します。紅葉の時期には、多くの人で賑わいを見せます。
名称 | 葛根田渓谷(かっこんだけいこく) |
見頃 | 例年10月上旬~10月中旬 |
住所 | 岩手県岩手郡雫石町西根高倉山 |
7. 厳美渓/岩手県一関市
©岩手県観光協会
栗駒山を源に流れる磐井川が巨岩を侵食して作り上げた自然の渓谷美で、約2kmにわたって奇岩、怪岩、深淵、甌穴に滝と変化に富んだ景観が続きます。厳美渓は古くから景勝地として知られ、江戸時代には伊達正宗公もその美しさを称賛したと言われおり、現在では国指定名勝・国指定天然記念物に指定されています。秋にはエメラルド色の渓谷の流れと色とりどりに紅葉した木々のコントラストを楽しむことができます。
名称 | 厳美渓(げんびけい) |
見頃 | 例年10月下旬~11月上旬 |
住所 | 岩手県一関市厳美町鴻ノ巣 |
HP | 一関観光協会 |
8. 盛岡市御薬園跡/岩手県盛岡市
©岩手県観光協会
現在盛岡市中央公民館のある場所は盛岡城で用いる薬草を栽培していたため「御薬園」と呼ばれていました。敷地内にある池泉回遊式日本庭園は紅葉の名所として秋になると多くの観光客で賑わいを見せます。
名称 | 盛岡市中央公民館御薬園跡 |
見頃 | 例年10月下旬~11月上旬 |
住所 | 岩手県盛岡市愛宕町14-1 |
HP | 盛岡市 |
9. 仙人峠/岩手県釜石市
©岩手県観光協会
標高887メートル、遠野市と釜石市の境にある国道283号線上の峠。秋の紅葉時期にはナラ、ヤマザクラ、カエデなどが鮮やかに色付き、岩手県内有数の紅葉の名所として知られています。
名称 | 仙人峠(せんにんとうげ) |
見頃 | 例年10月下旬~11月上旬 |
住所 | 岩手県釜石市甲子町第1地割 |
10. 秋保大滝/宮城県仙台市
©宮城県経済商工観光部観光課
秋保大滝は、那智・華厳と並び日本三名瀑に数えられ、凝灰岩を割って高さ55m・幅6mから落ちる大瀑布。滝見台から全貌を眺めることができ、秋になると周りの山々が色彩鮮やかに色づき、紅葉と勢い良く流れ落ちる大滝のコントラストが見事です。
名称 | 秋保大滝(あきうおおたき) |
見頃 | 例年10月下旬~11月上旬 |
住所 | 宮城県仙台市太白区秋保町馬場字大滝 |
HP | 秋保・里センター |
11. 二口峡谷/宮城県仙台市
©宮城県経済商工観光部観光課
©宮城県経済商工観光部観光課
秋保大滝から二口峠までの約15kmにわたる渓谷で、姉滝・磐司岩・白糸の滝などの奇勝・景勝が点在しています。特に秋の紅葉は素晴らしく、深い峡谷に木々の紅葉が映え見事な渓谷美を楽しむことができます。
名称 | 二口峡谷(ふたくちきょうこく) |
見頃 | 例年10月中旬~10月下旬 |
住所 | 宮城県仙台市太白区秋保町馬場 |
HP | 仙台市秋保ビジターセンター |
12. 栗駒山・いわかがみ平/宮城県栗原市
©宮城県経済商工観光部観光課
栗駒山は、東北地方のほぼ中央に位置し、山頂からは月山、鳥海山、蔵王連峰、駒ヶ岳、早池峰山が一望できる絶景地です。山麓には150種に及ぶ高山植物が群生し、秋の紅葉時期にはナナカマドの赤と荒々しい溶岩が相まって見事な景観を創り出します。
名称 | 栗駒山(いわかがみ平) |
見頃 | 例年9月下旬~10月上旬 |
住所 | 宮城県栗原市栗駒沼倉耕英東 |
13. 鳴子峡/宮城県大崎市
©宮城県経済商工観光部観光課
©宮城県経済商工観光部観光課
全長2.5km、深さ100mの大渓谷で、様々な岩石が屏風のように連なり渓流との対照が見事です。秋になるとブナ、ナラ、カエデなどが紅や黄に染まり、マツなどの常緑樹の緑と美しいコントラストを創り出します。峡谷沿いには自然遊歩道も整備されており、間近で渓谷美を楽しむことができます。
名称 | 鳴子峡(なるこきょう) |
見頃 | 例年10月下旬~11月上旬 |
住所 | 宮城県大崎市鳴子温泉尿前 |
HP | 鳴子温泉郷観光協会HP |
14. 角館の武家屋敷/秋田県仙北市
©秋田県観光振興課
角館はみちのくの小京都と呼ばれた城下町で、旧町内には6戸の武家屋敷が残り、藩政時代の情緒を今に残しています。春の桜が有名ですが、秋の紅葉の時期にも重厚な武家屋敷を囲むカエデやモミジが色づき大変美しい情景を見ることができます。
名称 | 角館の武家屋敷(かくのだてのぶけやしき) |
見頃 | 例年10月下旬~11月中旬 |
住所 | 秋田県仙北市角館町表町上丁 |
15. 法体の滝/秋田県由利本荘市
©秋田県観光振興課
©秋田県観光振興課
一の滝、二の滝、三の滝からなり、流長100m、落差57.4mの名瀑で日本の滝百選にも選ばれています。紅葉の名所としても名高く、滝の清流と色とりどりに色づいた木々のコントラストが見事です。
名称 | 法体の滝(ほったいのたき) |
見頃 | 例年10月中旬~11月上旬 |
住所 | 秋田県由利本荘市鳥海町百宅字奥山 |
HP | 由利本荘市観光協会 |
16. 田沢湖/秋田県仙北市
©秋田県観光振興課
水深423.4mと日本最深のカルデラ湖で、鮮やかな青色の湖水が特徴的です。紅葉の季節には田沢湖の青さと紅葉のコントラストが見事な景観を創り出します。
名称 | 田沢湖(たざわこ) |
見頃 | 例年10月下旬~11月上旬 |
住所 | 秋田県仙北市田沢湖 |
17. 抱返り渓谷/秋田県仙北市
田沢湖を流れる玉川の清流と山々の美しさが見事な景勝地で、回顧の滝をはじめとする多くの見所が点在しています。紅葉の季節になると、色づいた山々と渓流のコントラストを求めて多くの人が散策に訪れます。
名称 | 抱返り渓谷(だきがえりけいこく) |
見頃 | 例年10月中旬~11月上旬 |
住所 | 秋田県仙北市角館町・田沢湖 |
HP | 仙北市田沢湖観光情報センターHP |
18. 最上峡/山形県戸沢村
©山形県
最上川県立自然公園の中核となる景勝地です。舟下りからの眺めが人気で春の山桜、夏の緑、秋の紅葉が水面に映しだされ、四季折々の渓谷美をもとめ多くの観光客が訪れます。
名称 | 最上峡(もがみきょう) |
見頃 | 例年10月下旬~11月上旬 |
住所 | 山形県最上郡戸沢村 |
HP | 戸沢村 |
19. 鳥海山高瀬峡・二の滝/山形県遊佐町
©山形県
高瀬峡・二の滝は鳥海山への登山ルートの1つで、紅葉の名所として知られています。ナナカマド、ミズナラ、ブナ、カエデなどの落葉樹が色鮮やかに染まり、散策路を歩きながら、ゆっくりと紅葉を楽しめます。
名称 | 鳥海山高瀬峡・二の滝(ちょうかいざん たかせきょう、にのたき) |
見頃 | 例年10月中旬~11月上旬 |
住所 | 山形県飽海郡遊佐町白井新田地内 |
HP | 遊佐町 |
20. 山寺/山形県山形市
©山形県
©山形県
慈覚大師が貞観2年(860)に創建した天台宗の古刹です。山門から奥の院に続く参道石階には句碑や板碑、幾多の堂塔があり神聖な雰囲気が漂い、紅葉の時期には山寺全山が見事な紅葉に包まれます。
名称 | 山寺(やまでら) |
見頃 | 例年10月下旬~11月上旬 |
住所 | 山形県山形市山寺4456-1 |
HP | 山寺観光協会 |
21. 紅葉川渓/山形県山形市
©山形県
面白山にある渓谷で名前の通り、紅葉が素晴らしい渓谷です。渓谷沿いには約2kmのトレッキングコースがあり、紅葉と渓谷美を楽しみながら散策することができます。
名称 | 紅葉川渓谷谷(もみじがわけいこく) |
見頃 | 例年10月下旬~11月上旬 |
住所 | 山形県山形市大字山寺面白山 |
22. あづま総合運動公園/福島県福島市
©福島県観光物産交流協会
紅葉の季節になると、あづま総合運動公園のイチョウ並木が黄金色に色づき、黄色のじゅうたんを敷いたかの様に一面を落ち葉が覆います。夜にはライトアップが行われ、幻想的な世界を作り上げます。
名称 | あづま総合運動公園(あづまそうごううんどうこうえん) |
見頃 | 例年10月下旬~11月上旬 |
住所 | 福島県福島市佐原字神事場1番地 |
23. 五色沼/福島県北塩原村
五色沼は、毘沙門沼、赤沼、みどろ沼、弁天沼、瑠璃沼、青沼などのいくつかの沼で構成される湖沼群です。水の色が沼ごとに異なり、コバルト色、青色、銅色など多様で、紅葉とのコントラストが人気の神秘スポットです。
名称 | 五色沼(ごしきぬま) |
見頃 | 例年10月上旬~10月中旬 |
住所 | 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯 |
24. 新宮熊野神社/福島県喜多方市
熊野神社は平安時代末期に創建された、菊田荘の総鎮守です。境内にそびえる大イチョウは熊野神社の神木で根回りが8.1m、目通りの太さが7.8m、樹高約30mの大木です。紅葉の時期になると木全体が黄金色に変わり、落葉が黄色のじゅうたんを敷いたかの様に一面を覆います。
名称 | 新宮熊野神社(しんぐうくまのじんじゃ) |
見頃 | 例年11月上旬~11月中旬 |
住所 | 福島県喜多方市慶徳町新宮熊野2258 |
HP | 喜多方観光協会 |
25. 塔のへつり/福島県下郷町
©福島県観光物産交流協会
©福島県観光物産交流協会
会津の東部を流れる「大川」の水や風雨などによって侵食、風化され、独特の形状をもった柱状の断崖が形成された「塔のへつり」。岩の下には遊歩道が整備され、象塔岩、獅子塔岩、鷲塔岩などの奇岩、怪石の景観と紅葉のコントラストを楽しむことができます。
名称 | 塔のへつり(とうのへつり) |
見頃 | 例年10月中旬~11月上旬 |
住所 | 福島県南会津郡下郷町弥五島下夕林 |
HP | 下郷町観光協会 |