日本は美しい四季に恵まれ、四季折々に違った姿を見せる名所がたくさんあります。今回は、「春夏秋冬訪れたい日本の名所シリーズ」第11弾として、四季を通じて美しい表情を見せる京都の世界遺産「東寺」をご紹介します。
この記事の目次
東寺(とうじ)
京都駅からほど近く、日本で最も高い五重塔が象徴的な「東寺」。平安遷都の際に羅城門の東西に建立された官寺(国立の寺院)の一つで、弘仁14年(823)に空海が嵯峨天皇より賜り、真言密教の根本道場としました。
建築物では、徳川家光が再建した「五重塔」、豊臣秀頼が再建した「金堂」、弘法大師在世時の住房「大師堂」や仏像、仏画など多くが国宝。1994年には世界遺産として登録されています。
創建からおよそ1200年、火災などで創建当時の建物は残っていませんが、伽藍の配置や規模は平安時代をそのまま残す平安京の遺構です。
東寺の春夏秋冬の風景
【春】境内には河津桜、ソメイヨシノ、ベニシダレザクラなど約200本の桜が植栽されています。夜にはライトアップも行われ、高さ13mのヤエベニシダレザクラ「不二桜」とライトアップされた五重塔の共演は一見の価値があります。
【夏】東門近くの堀が蓮の葉と花に覆われます。
【秋】五重塔と紅葉が重なる景観は素晴らしく、境内の瓢箪池(ひょうたんいけ)に揺らめくモミジは京都らしい風情を感じます。
【冬】雪化粧した五重塔。冬の東寺も趣がありますね。
MEMO
名称 | 東寺(とうじ) |
住所 | 京都府京都市南区九条町1 |
時間 | 8:30~17:30(閉門)、9月20日~3月19日は~16:30(閉門) |
料金 | 境内自由(金堂・講堂拝観500円、宝物館500円※時期により異なる) |
電話 | 075-691-3325 |
HP | 東寺 |