徳島の名物といえば、何を思い浮かべるでしょうか?徳島には、鳴門海峡の海の幸や、地元の特産品を使った郷土料理やご当地B級グルメ、徳島県民にお馴染みのお菓子など、徳島自慢の美味しい名物が盛りだくさん!今回は、徳島県の名物ご当地グルメを16個、ご紹介します。
徳島のソウルフード!徳島名物のご当地グルメ
1. 徳島ラーメン
photo by 徳島県観光協会
「徳島ラーメン」は、徳島市を含む徳島県東部で食されてきたご当地ラーメンで、白系・茶系・黄系の3系統のスープが特徴です。地元では、「中華そば」として親しまれ、1998年に「新横浜ラーメン博物館」で「中華そば いのたに」が期間限定で出店したことにより、徳島ラーメンの名が全国に知られるように。チャーシューの代わりに、甘辛く味付けた豚ばら肉をトッピングしたり、生卵をトッピングするお店も多く、地域特有のラーメン文化が根付いています。
取扱店 | いのたに本店(徳島市)、王王軒(わんわんけん)(藍住町/石井町)、巽屋(たつみや)(徳島市) ほか |
HP | いのたに本店、王王軒、巽屋 |
2. 鳴ちゅるうどん
photo by 徳島県観光協会
「鳴ちゅるうどん」は、徳島県の最北端に位置する鳴門市で愛されてきたご当地うどん。徳島県出身の写真家・中野 晃治氏が命名したうどんです。藩政時代から昭和初期まで塩田地帯だった鳴門エリアで、塩田の労働者たちに柔らかく、食べやすい食事として提供され、地域に根付いたと言われています。細めで不揃いの麺が特徴で、刻んだネギと油揚げをトッピングするのが定番です!
取扱店 | 舩本うどん(鳴門市)、うずしお食堂(鳴門市)、手打ちうどん 藤井(鳴門市) ほか |
HP | 舩本うどん |
備考 | 鳴ちゅる.com、鳴ちゅるうどんパンフレット(PDF) |
3. 阿波尾鶏(あわおどり)料理
photo by 徳島県観光協会
「阿波尾鶏(あわおどり)」は、徳島を代表するブランド地鶏で、地鶏肉の出荷量は日本一を誇ります。豊かな自然の中、約80日かけてのびのび育てられているため、脂肪分が少なく、弾力のある肉質が特徴です。阿波尾鶏(あわおどり)の美味しさを熟知した専門店や居酒屋などでは、骨付きのもも肉を豪快に焼いたもも焼き、手羽先や手羽もとのから揚げ、部位ごとの美味しさが楽しめる焼き鳥など、和洋中ジャンルを問わず、様々な料理が楽しめます。
取扱店 | 紺屋町よしこの(徳島市)、一鴻(徳島市)、骨付き鳥 家紋(徳島市) ほか |
HP | 紺屋町よしこの、一鴻、骨付き鳥 家紋 |
4. 鳴門鯛
photo by 徳島県観光協会
「鳴門鯛」は、鳴門の渦潮で知られる鳴門海峡で育った真鯛。激しい潮流を泳ぐため、骨にコブができるものもおり、引き締まった身と程よい脂のりが特徴です。県内では、刺身や塩焼き、鯛めしなど、名物の鳴門鯛を使った多彩な料理が楽しめます。
photo by 徳島県観光協会
取扱店 | 若山商店(鳴門市)、JF北灘漁協食堂うずしお(鳴門市)、居酒屋とくさん(徳島市) ほか |
HP | 若山商店、JF北灘漁協食堂うずしお、居酒屋とくさん |
5. すだち料理
photo by 徳島県観光協会
「すだち」は、徳島原産の柑橘系果物で、徳島県が全国生産量の約98%を占めています。爽やかな香りとすっきりとした酸味が特徴で、古くから食酢として使用されてきました。徳島県内には、特産のすだちを使用したラーメンや天ぷら、地ビール、スイーツなど、様々な創作料理を楽しむことができます。
photo by 徳島県観光協会
取扱店 | 支那そば三八 黒崎店(鳴門市)、漁協食堂うずしお(鳴門市)、創作日本料理 観月茶屋(神山町) ほか |
HP | 支那そば三八 黒崎店、漁協食堂うずしお、創作日本料理 観月茶屋 |
6. フィッシュカツ
photo by 徳島県観光協会
「フィッシュカツ」は、魚のすり身にカレー粉などの香辛料を入れて、パン粉をまぶして揚げた、徳島県民のソウルフード。昭和30年に、小松島市にある蒲鉾店「津久司蒲鉾」が考案したもの。県内のスーパーでもよく見かける県民には馴染みのフィッシュカツ。そのまま食べたり、カレーや丼ものにアレンジするなど、おやつやおかず、おつまみとしても大活躍!徳島県民の食卓には欠かせない一品です。
取扱店 | 津久司蒲鉾(小松島市)、四宮蒲鉾店(徳島市)、県内のスーパーほか |
HP | 津久司蒲鉾、四宮蒲鉾店 |
7. とくしまバーガー
photo by 徳島県観光協会
「とくしまバーガー」は、阿波牛や阿波ポーク、阿波尾鶏など、徳島県産の素材を使用したご当地バーガーです。「徳島を食す」のコンセプトのもと、徳島商工会議所青年部が立ち上げた地産地消プロジェクトの一環で作られたもの。徳島特産のすだちや鳴門鯛、鳴門レンコン、美馬地方の薬味「みまから」を使用したものも。徳島でしか食べられない徳島ならではの創作バーガーです。
photo by 徳島県観光協会
取扱店 | Richburger factory(松茂町)、こはくの天使(小松島市)、上板サービスエリア上り線(上板町) ほか |
備考 | とくしまバーガー |
8. 南阿波丼
photo by 徳島県観光協会
南阿波とは、阿南市、那賀町、美波町、牟岐町、海陽町からなる1市4町の徳島県南部エリアのこと。「南阿波丼」は、徳島県南部の豊富な食材を使用したご当地丼です。メイン食材は、徳島南部で獲れた魚・肉・農作物を使用することと、徳島南部のお米を使用すること、付け合わせ一品に徳島南部の食材を使用することの3つの基本ルールがあり、それ以外は、各店が自由に決められます。南阿波特産の阿波尾鶏とアオリイカを使用した「南阿波右上がり丼」も登場。徳島県南部の海の幸・山の幸がふんだんに使われていて、南部エリア内で食べ比べするのも楽しいですね。
取扱店 | 喫茶・亜梨巣(牟岐町)、odori(美波町)、味政(海陽町) ほか |
HP | 喫茶・亜梨巣、odori、味政 |
備考 | 「四国の右下」右上がり協議会 |
徳島名物を食べる!伝統の郷土料理
9. そば米雑炊
photo by 徳島県観光協会
「そば米雑炊」は、そばの実を茹で、皮を取り除いて乾燥させた「そば米」を雑炊に仕立てた、祖谷(いや)地方に伝わる郷土料理です。もともと、源平合戦に敗れ、祖谷(いや)地方に身を潜めていた平家の落人が、正月料理に作ったのが始まりとされています。そばの実を粉にせず、そのまま食べるとう、全国的にも珍しく、「ボウゼの姿寿司」とともに、農林水産省が認定した「郷土料理百選」にも選ばれています。
取扱店 | 食彩 遊真(徳島市)、けんど茶屋(徳島市)、蕎麦堂眞(徳島市) ほか |
HP | 蕎麦堂眞 |
10. 御所のたらいうどん
photo by 徳島県観光協会
「御所のたらいうどん」は、徳島県北部にある阿波市(土成町)に伝わる郷土料理です。木製の飯盆(はんぼ)と呼ばれるたらいに入れて提供される釜揚げうどんで、ハレの日や来客への振舞い料理として、食されてきました。林業が盛んだった土成町では、山仕事を終えた労働者たちが河原でうどんを茹でる習慣があり、じんぞく(川魚)をダシに使ったつけ汁につけて食べたのが始まりとされています。昭和6年に、御所村(現在の阿波市土成町)を訪れた県知事をもてなす際、飯盆(はんぼ)に入れて振舞ったところ、のちに、県知事が「たらいに入ったうどんが美味しかった」と話したことから、「御所のたらいうどん」という名が一気に広まったと言われています。
取扱店 | 一天たらいうどん(阿波市)、たらいうどん新見屋(阿波市)、樽平(阿波市)ほか |
HP | 一天たらいうどん、たらいうどん新見屋 |
11. でこまわし
photo by 徳島県観光協会
「でこまわし」とは、サトイモなどを竹串に刺し、味噌ダレをつけて炭火で焼く、祖谷(いや)地方の郷土料理。サトイモを串に刺し、囲炉裏で回して焼くさまが、阿波人形浄瑠璃の「でこ(人形)」に似ていることから、その名が付けられたのだそう。地元特産のごうしゅういもをはじめ、そば団子、岩豆腐、丸コンニャクなどを串に刺します。大歩危・祖谷エリアでは、名物グルメとして、店頭で焼きたてを提供するお店も多いです。
取扱店 | 滝美食堂(三好市)、そば 祖谷美人(三好市)ほか |
12. ボウゼの姿寿司
photo by 徳島県観光協会
「ボウゼの姿寿司」は、頭付きのまま酢漬けにしたイボダイを酢飯と合わせた、徳島を代表する郷土料理。徳島では、イボダイを「ボウゼ」と呼び、古くから秋祭りやハレの日のご馳走として食されてきました。特産品のすだちを絞っていただくのが、徳島流。さっぱりとしたボウゼの味わいを、かぼすの爽やかな酸味が引き立てます。ボウゼ漁が盛んになる9月から年末まで、県内のスーパーでも購入することができます。
取扱店 | 徳島市内のスーパーほか |
13. ふしめん(半田そうめん)
photo by 徳島県観光協会
「半田そうめん」は、徳島県つるぎ町の半田地区(旧半田町)で作られてきた太麺の素麺。「ふしめん」は、手延べ素麺を棒にかけて乾燥させた際にできる麺の端っこ部分のこと。地元では、そうめんに比べてコシが強く、「そうめんの一番おいしい部分」として、みそ汁やお吸い物の具として食されてきました。現在では、サラダや和え物など、各家庭で様々な料理にアレンジして食されています。
取扱店 | 吉野川ハイウェイオアシス(東みよし町)、道の駅 貞光ゆうゆう館(つるぎ町)、阿波おどり会館(徳島市) ほか |
HP | 吉野川ハイウェイオアシス、道の駅 貞光ゆうゆう館、阿波おどり会館 |
14. 祖谷(いや)そば(そばきり)
photo by 徳島県観光協会
徳島県西部に位置する秘境「祖谷(いや)」は、古くから、冷涼な気候を生かした蕎麦の栽培が盛んに行われてきました。「祖谷(いや)そば」は、地産のそば粉100%使用し、ほとんどつなぎを使用しない手打ちそば。そのため、麺が切れやすく太く短めの麺が特徴です。祖谷地方では、お祝いの席にはよく振舞われてきた料理ですが、例外として切れやすいことから、「縁が切れる」として、婚礼の席では振舞いが避けられています。蕎麦の香りが堪能できる祖谷(いや)名物です。
取扱店 | レストラン大歩危峡まんなか(三好市)、もみじ亭(三好市)、かずら橋夢舞台(三好市) ほか |
HP | レストラン大歩危峡まんなか、もみじ亭 |
徳島県民にお馴染みの味!徳島名物の郷土菓子・おやつ
15. 鳴門金時スイーツ
photo by 徳島県観光協会
徳島を代表する特産品「鳴門金時」。徳島県鳴門市・徳島市・板野郡で生産されたブランド芋で、ほっこりとした食感と特有な甘みが特徴です。徳島県内には、鳴門金時をふんだんに使用した和菓子や洋菓子、見た目もそっくりなお菓子など、個性豊かなお芋スイーツがたくさん!徳島が誇る本場の鳴門金時スイーツは、お芋の自然な甘みがクセになると、お土産にも人気です。
取扱店 | 鳳月坊(鳴門市)、栗尾商店(つるぎ町)、金時工房(鳴門市) ほか |
HP | 鳳月坊、栗尾商店 |
16. 阿波ういろ
photo by 徳島県観光協会
「阿波ういろ」は、もち米・米粉・和三盆糖・小豆などを使用して作られる阿波の郷土菓子。江戸時代にサトウキビの栽培が阿波に伝わり、阿波和三盆糖が生まれたのを祝して、旧暦3月3日のお節句に、食べたのがきっかけと言われています。もっちりとした食感と和三盆糖の優しい甘さが楽しめる伝統のお菓子です。現在では、小豆のほか、特産の鳴門金時や栗、柿などを使用したういろも販売されています。
取扱店 | ふくや(徳島市)、日の出楼(徳島市)、和田の屋本店(徳島市) ほか |
HP | ふくや、日の出楼、和田の屋本店 |