ヴィッタラ寺院(Vitthala Temple)
インド南部カルナータカ州の村「ハンピ」。14世紀から16世紀にかけてヴィジャヤナガル王朝の首都として栄えたハンピには、多くの都市遺跡が残されており、「ハンピの建造物群」として世界遺産に登録されています。
そのハンピにある「ヴィッタラ寺院」は、16世紀にクリシュナ・デーヴァ・ラーヤ王が建造したヒンドゥー寺院。ヴィジャヤナガル王朝で最大規模の大きさを誇り、彫刻は繊細で美しく、規模と芸術性を兼ね備えたヴィジャヤナガル様式の最高傑作と称される遺跡です。
ヴィジャヤナガル様式の最高傑作
ヴィッタラ寺院の一番の見どころは礼拝堂(マンダパ)。花崗岩の一本柱に繊細で華麗な彫刻が彫り込まれ、ため息がでるほど美しいです。細い柱は叩くと一本一本違う音が響くそうで、ミュージック・ストーンとも呼ばれているそうです。
©flickr/Dietmut Teijgeman-Hansen
もう一つの見どころは、本堂の前にあるガルーダ堂。美しい彫刻で覆われた石造りの山車(ラタ)になっており、二頭の象が引っ張る形になっています。
全体に施された彫刻は実に繊細で見事です。
本殿や塔門など他にも見どころは多いので、じっくりと見学したいところ。
©flickr/Dietmut Teijgeman-Hansen
いかがですか?ヴィジャヤナガル様式の最高傑作「ヴィッタラ寺院」。一度は訪れてみたいスポットです。