この記事の目次
自然が創りだす奇跡の絶景。今回は、その時間、その季節、その場所でしか出会えない自然が創りだす奇跡の絶景をご紹介します。
1. 炎の滝/ヨセミテ国立公園(アメリカ)
カリフォルニアのヨセミテ国立公園にある滝「Horsetail Fall」。冬と春先のみに流れる滝で、まるで炎が流れ落ちるような奇跡の光景を見ることができます。夕陽が滝にピンポイントにあたることが条件で、溶岩のような真っ赤な色や燃え立つ炎のような黄金の滝に姿を変えます。
2. 黄金の砂紋/御輿来海岸(日本)
©宇土市
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熊本県宇土半島の北岸に位置する「日本の渚100選」、「日本の夕日100選」にも選ばれている景勝地「御輿来海岸」。御輿来海岸が特に美しい表情を見せるのは、干潮と日の入が重なるとき。数km沖合まで潮が引き、美しい砂紋が夕陽に照らされ黄金の砂紋を浮かび上がらせます。
3. 水中に現れる公園/グリーンレイク(オーストリア)
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オーストリア南東部のトラゲスという町にある湖「グリーンレイク」。普段は水深1~2m程の小さな湖ですが、春になるとアルプスの雪解け水が湖に流れ込み、普段は公園となっている場所が水に浸かってしまいます。遊歩道やベンチ、芝生などが湖底に沈み、幻想的な世界を創りだします。
4. 夜空に現れるオーロラ/アラスカ(アメリカ)
アラスカのフェアバンクスは年間平均243日もオーロラ現象が起きる地域で、北半球のなかでも一番明るいオーロラを見ることができます。天空に舞うオーロラはまさに自然が生み出した芸術作品です。
5. 純白の砂丘にエメラルドグリーンの湖/レンソイス・マラニェンセス国立公園(ブラジル)
ブラジル・マラニャン州にある「レンソイス・マラニェンセス国立公園」。レンソイスとは、ポルトガル語でシーツの意味。その名の通り、白いシーツを広げたかのような真っ白な大砂丘が広がっています。例年2月~5月の雨季の時期になると、純白の砂丘の上に無数のエメラルドグリーンの湖が現れ、感動的な光景を創りだします。
6. 氷に覆われた街/オンティカ(エストニア)
北欧の国、エストニア共和国の北東部にある小さな街「オンティカ」。気温が氷点下になる真冬、高さ約30mから落ちる「バラステの滝」の水しぶきが飛び散って降り注ぎ、まるで氷のテーマパークのような世界を創り上げます。
7. 氷の泡が現れる湖/アブラハム湖(カナダ)
カナダの南西部に位置する人口湖「アブラハム湖」。冬になると、湖底から湧き出るメタンガスが氷に閉じ込められて氷の泡となって現れます。宝石のように青白く輝く氷の泡が創りだす、ここでしか見られない絶景です。
8. 天空の城/竹田城跡(日本)
©吉田利栄
©吉田利栄
兵庫県朝来市にある山城の跡。標高353mの古城山の山頂に築かれた山城遺跡として完存する貴重な遺構です。9月~11月で気候条件が揃ったとき、雲海が竹田城跡を包み、まるで天空の城のような幻想的な姿を見ることができます。
9. 海に開いた泉/トールの井戸(アメリカ)
アメリカ・オレゴン州ペルペツア岬にある「トールの井戸」。海岸に開いた大きな穴に荒波が打ち寄せては豪快に流れ込む不思議な泉です。満潮の前後1時間になると夕陽と相まって信じられないほどの迫力ある光景を見ることができます。
10. 天空の鏡/ウユニ塩湖(ボリビア)
ボリビアの南部、標高約3,700mのアンデス山脈に広がる「ウユニ塩湖」は、アンデス山脈の急激な隆起によって、海底だった場所が取り残されて出来た白い大塩原。12月~4月の雨季には水が薄く張り、真っ白な雲と青い空が映りこむ「天空の鏡」が出現します。