この記事の目次
日本は美しい四季に恵まれ、四季折々に違った姿を見せる名所がたくさんあります。今回は、「春夏秋冬訪れたい日本の名所シリーズ」第22弾として、四季を通じて美しい表情を見せる東北屈指の名刹「山寺(立石寺)」をご紹介します。
山寺(立石寺)
©山形県
慈覚大師が貞観2年(860)、清和天皇の勅許を得て創建した天台宗の古刹「山寺(立石寺)」。
©山形県
山全体がお寺ともいえる非常に大きな霊場で、山門から奥の院に続く参道石階には句碑や板碑、幾多の堂塔が点在し、神聖な雰囲気が漂う東北屈指の名刹です。
©山形県
©山形県
©山形県
本堂である「根本中堂」は、桁行き5間、梁間5間、入母屋銅板葺きの堂で、慈覚大師が掘り込んだとされる「薬師如来坐像」が祀られています。国の重要文化財に指定されています。
©山形県
©山形県
参道中腹にある国の名勝「せみ塚」。元禄2年(1689)、奥の細道でここを訪れた松尾芭蕉が「閑さや岩にしみいる蝉の声」の句を残したところとして知られています。
©山形県
宝物殿には、木造伝教大師座像、木造釈迦如来立像、木造薬師如来座像、木造薬師如来立像などの貴重な文化財が安置されています。
山寺(立石寺)の春夏秋冬の風景
【春】数は多くありませんが、山門付近や芭蕉記念館周辺の桜が花を咲かせ、山寺に春の訪れを告げます。
©山形県
【夏】緑に包まれた風格漂う山寺。芭蕉もこのような風景を見ながら「閑さや岩にしみいる蝉の声」の句を詠んだのでしょうか。
【秋】紅葉の名所としても名高く、見頃の時期には山寺全山が見事な紅色に包まれます。
©山形県
【冬】雪に包まれた山寺。まるで水墨画のような世界です。
©山形県
©山形県
MEMO
名称 | 山寺(立石寺)/やまでら(りっしゃくじ) |
住所 | 山形県山形市山寺4456-1 |
時間 | 8時~17時 |
料金 | 入山料:大人300円、中学生200円、小学生100円 |
電話 | 8時~17時 |
HP | 山寺観光協会 |